―――コロナ禍で【あけぼの三重】も昨年3月から活動自粛、早く〈あけぼのハウス〉を再開したいですが、県内のクラスター発生率が高く、難しい状況です。皆さんに近況報告をお願いしました。昨年11月にリンパ浮腫の手術をされた会員さんの体験をご紹介します。
▲10年前に右胸全摘とリンパ節の切除。3年程前、右手の切り傷が原因で蜂窩織炎を発症、点滴治療を1週間受けましたが、ある日、高熱を出し、右腕がパンパンに腫れ上がりました。その後、更に太くなっているのが気になり、リンパ浮腫外来に通院を始めました。
▲夏の間、スリーブを装着するのを怠っていましたら手首まで腫れてきてしまい、形成外科の先生から手術を勧められました。なかなか踏ん切りがつかず、手術を躊躇っていました。丁度その頃、加藤代表さんから「あなたと同じ職業の方がリンパ浮腫の手術を受けているので、ブログを見てごらん」と教えていただき、それを読んで、手術をしようと決めました。
▲手術は局部麻酔でしたので、音楽を聴きながらリラックス、傷は3カ所で2㎝程、3ヶ月もすると傷が分からない程です。経過は順調ですが、一度腫れた腕は脂肪が定着して術前と太さは変わりません。もっと早く手術をすれば良かったと悔やまれます。浮腫の原因の一つは肥満と言われています。これからは、スリーブ装着を怠らず、体重管理に気をつけていきたいと思います。今、手術を悩んでいる方、一日でも早く手術をお勧めします。
―――彼女は美容師さんで、仕事柄、手を酷使されていますので、浮腫には人一倍気を付けていたと思います。無事に手術を終え、ホットされていますが、お客さんと密になるお仕事ですので、ウィルスの感染予防にも留意されているでしょう。三重でもワクチンの接種が始まり、私たちの活動も以前のように行える日が近づいて来たようです。オンラインもありますが、やはり対面で、お互いの表情を見ながらがいいですね。4月以降〈ハウス〉の再開に向けて、予定を立てて行こうと思います。
―――3/18の「ワットさんの笑って長生き」の85歳の方のお話が姑と重なりました。姑(85)は心臓の手術を受け入院中です。明日も危ない状態であったのと、まだ生きる力があるということで手術、その結果、担当医から「奇跡」と言われるほど、日に日に回復しています。ワットさんがおっしゃった「人生、投げてはダメでしょう。あなたはあと10年は生きる。そう決めて、手術でも何でもして治してもらうべきよ」。とっても説得力があり、姑にも伝えたいです。コロナの影響で先が見えず、誰もが不安を強いられた一年でした。くじけそうになった時にこの「人生、投げてはダメでしょう」を思い出し、特に、これから手術や治療に臨む方、希望を持って前向きに進んで欲しいと思います。akebonomie@gmail.com