甘くておいしいジューンべリーの実を啄む<BR>

2羽のヒヨドリ(・・・と思うのですが)<br>撮影:菊井津多子(2021/5/30)甘くておいしいジューンべリーの実を啄む
2羽のヒヨドリ(・・・と思うのですが)
撮影:菊井津多子(2021/5/30)
 一年以上に及ぶコロナとの闘いは、これまでの概念を覆しています。あけぼの会の代表者会議は昨年、オンラインでの開催となり、最近では「Zoomによる代表者の集い」を月一回のペースで行うようになりました。

 代表は全部で20人以上になるので、5月は4つのグループに分かれて、テーマは「再発患者さん限定の〈あけぼのハウス〉はどのようにしたらよいか? 」。私は再発して【あけぼの会】に入会したので、再発した人同士が遠慮なく話せる場が必要と感じて、滋賀に「ひまわりサロン」を作ったことを話しました。再発治療は病状が個々に違うので共有するのは難しいが、先に治療をしている人の様子を聞くことができれば安心につながる。
 LINEのグループも作っていますが、安定している時は良いが、病状が進行してくると難しいと感じる。繋がりたい人がいる一方で、繋がりたくない人もいる。「死」について臆することなく話せる場にもなっている、などの話が出ました。
 コロナ禍で思うように活動ができず、孤独になりがちな今、これまでは余り深く話す機会がなかった代表同士がフランクに話し合い、アドバイスや情報を交換して、画面の笑顔に元気をもらえる、こんな集いは良いなぁと感じました。

 すでに、神奈川、大阪、岐阜、香川、山口などでは県単位の〈オンライン de あけぼのハウス〉を開いています。深野会長は、将来は全国の会員さんの集いに発展させたいと思っておられます。私も、それが実現できたらといいと思います。

 片や、コロナ禍だからこそ、これまでのような〈あけぼのハウス〉の必要性も感じています。滋賀では、今年度初めての「あけぼのハウス」を6月3日(木)に開催することにしました。関西でも非常事態宣言が延長される中、随分と迷いましたが、既に参加の申し込みがありますので、参加人数を調整しながら、万全の感染対策をしての開催予定です。

 私事ですが、5月31日は私の手術日、先日、ワクチンの接種券が届き、高齢者と言われるまで29年も生きてこられた!と感慨がこみ上げてきました。ワクチン接種が進み、すべての患者さんが安心して治療を受けられる日が来ることを切に願います。  kikui@crux.ocn.ne.jp


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ジューンベリーは、5月頃から実をつけ始めます。最初は真っ赤な実姿ですが、6月頃になると熟してやや黒ずんできます。触れてぽろっと実がはずれたら食べ頃です。鳥も大好きな実で、目ざとく集まって食べ尽くしてしまいます。(GARDEN STORYのサイトより)
・・・だからJuneberryと呼ばれるんですね。(和崎)