真っ黒の冬の雲にめげないロンドンのX‘マス<br>(ピカデリー広場 Sandy 2022/暮れ)真っ黒の冬の雲にめげないロンドンのX‘マス前
(ピカデリー広場 Sandy 2022/暮れ)
全国のみなさん、こんにちは!

今日の巻頭メッセージは今の私の奮闘報告です。
 既にお知らせしましたように、ただ今、「AKEBONO NEWS No.3」と取っ組み合いをしています。大体出揃ったので、大仰に嘆くことはないのですが、最後の一仕事に参っています。
 それは「全国大会」の写真のページ作成です。数え切れない枚数の写真から先ず選び出して、
 レイアウトして、2ページに収めるのですが、データではなく紙なので、切り貼りするしか手がない。おまけに昔のような立派なコピー機がないので、縮小拡大が出来ない。

紙の状態にしてもらったものが札幌の印刷屋さんから間もなく着く。気が重い。出来るでしょうか、貼り合わせ。深呼吸して、まずは朝ごはんを食べます。私はいつも朝から、うどん、今年、私の復帰を知って、小豆島の橋本さんから半生うどん一箱が届きました。辞める前まで、毎年、夏はソーメン、冬は手延べうどん、箱入りを送ってくれていました。勿論、お礼は書きましたが、申し訳ない。他にも毎年決まって名産を送ってくれる人がいる。なのに、仕事に文句グチャグチャ言うなんて恥じ入るべし。ガンバルッキャナイでしょう。

ここからは亡き夫のイギリスの友達、ニックの話。ニックが先日亡くなってメモリアル(偲ぶ会)があった。享年92なので年に不足はなかったのだが、ここ数年、渡英していなかったので、会えない中の訃報だったのが悔やまれる。彼は夫とは無二の親友と呼べる仲で、夫が不治の病に罹ったときは終始やさしくしてくれた。最大のやさしさは彼が夫のベッドサイドで毎回一冊の本を少しずつ読み聞かせることに決めて、始めたことだった。本はミルトンの「失楽園」、私は表紙も見たことがないような難しいイギリスの詩人の傑作。

ニックとパートナーのカリンは何度も私たちをディナーに招待してくれた。彼がキッチンに立って、いつもオーブンをチェックしながら、チキンを焼いてくれた姿を思い出す。
 夫亡きあとの私たち家族にも絶え間なく気配りをしてくれた。お礼が言いたかった。カリンにカードを送ったので、それを大層喜んでいた、とメモリアルに行った娘と息子が伝えて来てくれた。私は英語でも名文を書くので?みなに褒められる(また自慢)。ニックが夫や私たちに見せたやさしさが真の意味のやさしさではなかろうか? 私も真似をする。

寒くなって、本当の冬が来ましたね。予防接種をしないと決めているインフルエンザに罹らないよう祈っている。こういうところが素直でない自分が楽しい。みなさんは素直にね。それでは「巻頭」らしくないお喋りで終わります。どうか、これを読んだみなさん、私に檄メールをください。takakowatt@gmail.com 

 

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