撮影:前田こずえ(2022年)<br>(ご本人、体調思わしくなく、大会に来られない。<br> それで、写真参加です)撮影:前田こずえ(2022年)
(ご本人、体調思わしくなく、大会に来られない。
 それで、写真参加です)
あけぼの会47都道府県中、支部が40を超えたこともあった。会を始めたころ、「ワットさん、女だけの会は続かない、何故なら、いろんな人がいろんなことを言うので、当初の目的が何だったか、わからなくなって立ち消えになることが多い」とある人に言われた。

 

この人は3大新聞の元記者さんです。この方には会を始めたとき、いろいろ親切に教えていただき、新聞に会の催しの案内を何度も載せてもらいました。何か頼むと「ちょっと来て」と言われて、夜の10時ころ、新聞社に行くと、そこは別世界、外は真っ暗でも社内は煌々と明るく、みなさんが仕事をしていて驚きました。

 

とにかく、女の会は続かない、と言われると、続きます、と反発したくなるのが私、ではどうすればよいのか。雑音には振り回されない、かじ取りをし、軸足をしっかり保つ。これで、あけぼの会は立ち消えにならなかった。全国的に発展したのは各県のリーダーたちがそれぞれ、会の目的をしっかり守り、みなが心を一つにしたからです。褒めてあげてください。

 

あけぼの会はまた、全国の乳がん専門医の先生がたに仲良くしていただき、支援していただいてきた。乳がんのドクターは、総じて、やさしいのですが、これも、あけぼの会が賢かったからだと思う。どう賢いか、私たちは患者会という身分をわきまえ、決して出過ぎない。仲良し、と言っても、ドクターにはどんな時も心から敬意を表してきた。医師を個人的に非難したり、一方的に不平不満を言ったりしない。だから、先生がたも安心して、応対できたのではないかと思う。患者と医師のいい関係は、がんの世界ではとても重要な要素。

 

人は明日への希望がなければ生きていけない。患者はあるとき、その希望も断ち切られる時がある。病状が進んで、打つ手がない時、医師は時に余命を告げる。これは非常に酷。が、昔と違って、今は事実を告げるのが当り前になりつつあって、止められない。

 

 

―――さて、いよいよ大会まで丁度1週間になりました!03-3715-1652 

 akebonotokyo2020@gmail.com