3人の子供を育てながら30年仕事を続けていた昨年、胸のしこりに気づき・・・

●「このままのペースで仕事を続けたら病気になっちゃうよ。」

2015年6月に私は友人にそう話していました。半分冗談のつもりでした。
事実、30年間続けてきた仕事は多忙で、かなりのストレスを抱えていました。
その頃から私は左胸になんとなく違和感がありました。「自分が病気になるとしたら乳がんかも。」これもなんとなく予感がしただけでした。
 
8月に職場の健康診断があり、乳腺の検診も受けましたが、結果は異常なし。
ほっとする反面、本当に大丈夫かなと一抹の不安はありました。
仕事がひと段落した12月、入浴後、何気なく左胸を触ったら小さな硬いしこりを発見しました。
「これは尋常じゃない。」早速乳腺専門のクリニックで検査を受けました。
すると、「左脇のリンパ節にも2~3センチのしこりがあります。とのこと。
これは紛れもなく私は乳がんであると宣告されたようなものでした。それもすでに転移している。ショックでしたが、とにかく治療をしなくては、そう思って、組織検査の結果を持って、紹介してくださった湘南記念病院の土井卓子先生のもとを訪ねたのでした。

 ●胸のしこりは1センチ程度のものでしたが、すでにリンパ節に転移していたので術前抗がん剤から始めることにしました。ステージはⅡAでした。ホルモン陽性、HER2はグレーゾーン、ki67は40%。
FEC4回、ドセタキセルとハーセプチンを4回、その後手術をして放射線治療をしてハーセプチンの残り14回とホルモン剤治療という治療方針が決まりました。
仕事は周囲の方の勧めもあって2016年2月から2017年3月まで休ませていただくことになりました。
じっくり治療に専念できることになって、とても感謝しています。(続く・・・4月15日掲載予定です)

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