●突然、リンパ浮腫に→「リンパ管細静脈吻合術」を受ける
2017年10月、F大病院にて造影剤CTを撮った帰りに、左腕がすごく重く感じました。熱もあったため、腕も熱く感じ、後日、同病院の形成外科を受診。最初の手術から12年も経つのに、左腕にリンパ浮腫を発症していました。左腕がとても太く重いため、上着が着られない状態になりました。
リンパ浮腫のセミナーに参加して情報を集めましたが、K病院(リンパ浮腫の治療に力をいれているドクターがいる病院)やTリハビリテーション病院は通院で、大分のNB病院(九州リンパ浮腫センター)は入院(約2週間)して、弾性着衣、弾性包帯をしてリンパドレナージュ、持続的圧迫療法など、自分でケアができるように自己管理の方法を習得するということで考えてしまいました。
毎月、F大の形成外科リンパ浮腫外来に通いましたが、なかなか回復しません。先生より「手術という方法もある。来年(2018年)5月に東京よりリンパ浮腫に詳しい三原 誠先生が講演のために来福される。2人まで手術をして頂ける」とのことを教えてもらいました。先生の説明は、「顕微鏡を使ってのミクロの手術だし、手術しても回復するとは断言できない。ただ、蜂窩織炎(ほうかしきえん)になる可能性は低くなる」と言われました。手術をしても回復しないかも知れない。でも手術をしなければこのままの状態、それなら、回復する可能性がある手術を受けた方が良いと思い「ぜひ手術を受けさせてもらいたい」とお願いしました。
ただ、手術を受けるには、しっかりしたリンパ管があることが必要で、リンパ管の機能を調べました。検査(リンパシンチグラフィ、リンパ管造影)はKT病院で受けました。検査の結果、「リンパ管細静脈吻合術」を受けられると言われ、この重たい左腕から解放されることを思い、ダメだった時のことは考えずに手術を決心しました。
2018年8月、リンパ管細静脈吻合術を受けました。部分麻酔で、私の場合4カ所切って、4時間弱でした。手術の様子を横にあるモニターで見ながら吻合術を受け、術後4日目で退院しました。現在では、ほぼ元の腕に回復し、術前より6㎝縮小しとても軽くなりました。
●ランマーク治療中に親知らずを抜歯
2018年2月、左下奥の埋没した親知らずが、斜めに出てき始め、痛みもあり、2軒の歯科へ受診するも、ランマーク治療を長年していることで、顎骨壊死のリスクがあるので抜歯は断られました。(歯の治療をするため2017年10月でランマーク治療を一時中止していました)
2018年5月、腫瘍内科の先生「歯科で抜歯を断られるし、ランマーク治療も再開できない。親知らずは虫歯になっているし…」と話をして、同病院の口腔外科に紹介状を書いてもらい受診しました。 ランマークをしているが、期間が5年以内、最終のランマーク投与から抜歯するまでの期間が6カ月以上空いているならOKということで、F大、口腔外科にて親知らずを抜歯してもらいました。現在では、顎骨壊死の心配もなく、抜歯できてよかったと思っています。→次回に続く
今回は3回に分けて、連載します。
次回は9月30日ごろに掲載予定です。