2月3日(土)大門小学校 2月9日(金)尾久第六小学校に行ってきました。

尾久第六小学校では、64名の生徒さん達との出会いがありました。
初めは保健所の方たちの、クイズ形式でがんの早期発見の大切さを知ってもらう劇から始まりました。
皆、一生懸命メモを取り、真剣に耳を傾けていました。

次に体験者としての私の話
「乳がん患者会の『あけぼの会』から来ました宇田川です。今、色々ながんの勉強をしましたが、私のガンは〈乳がん〉で、おっぱいにできるガンです。」と自己紹介

「私が乳がんとわかったとき、長男は中学2年、長女は小学校4年、次女は小学校2年で、みなさんと丁度同じくらいの時でした。」
3人の子供たちに乳がんで手術をすることを伝えた時の反応、退院後の子供たちとの関わりを伝えると皆が真剣に聞いてくれているのを感じました。

そして、乳がんになって一番大切なのは〈いのち〉だと感じ、今一番悲しいのは、若い人が自分で自分の命をおしまいにしてしまうことで、一番辛い時には誰にも言えないと思うけど、辛いことがあったらお父さんや、お母さん、先生に「助けて」と声を出して欲しい、命を大切にしてください、と話しました。

担任の男性教諭が「大変貴重な話が聞けました。人の前で話をするのは大変なことで、このような話はなかなか聞けないことです。質問があったら聞いてください」との声がけに、何人もの生徒さんの手が上がりました。
私への質問は「ステージはいくつですか?」の直球。
「ステージⅡでリンパ転移があったので、Ⅱのbです。自分では初期かと思ったのですが。」と答えました。

いつも感じるのですが、聞いてくれる子供たちは、もう『子供』というより,『人』として向き合ってくれていて、そんな出会いが愛おしく大切に思えてきます。
ABCEF活動への参加でとても良い体験をさせていただいています。(報告: 宇田川光子・東京ABCEFスタッフ)
真剣に話しを聞いてくれる生徒さんたち真剣に話しを聞いてくれる生徒さんたち