神々しきかな、朝焼けとオレンジに輝く湖面!<br>  ――宍道湖(しんじこ・島根県松江市)<br>撮影:和崎美幸(山口)2020/1/26 AM7:20頃神々しきかな、朝焼けとオレンジに輝く湖面!
――宍道湖(しんじこ・島根県松江市)
撮影:和崎美幸(山口)2020/1/26 朝7時
日時:2020年1月25日(土)14:00~       
会場:大阪市立大学医学部付属病院5階講堂   
共催:ぎんなん/あけぼの大阪/COCORO/Worker&Cancer/大阪市大病院がん相談支援センター 

大阪市立大学学長の荒木哲男先生や放射線科、乳腺外科の先生方の講演も含め、盛りだくさんの講演会でした。60数名の参加がありました


まず、荒木学長のご講演の中で心に残ったことをご紹介します。 「サムライへのこだわり」 大阪と深く関係のある五代友厚(注:ネットから・・・江戸時代末期から明治時代中期にかけての日本の武士、薩摩藩士、実業家)の事を例に、学長が考えられるサムライの定義とは、① 他利→自分より他人を優先、② 忠義→恩に報いる、③ 尊敬→ 高い人格や行為を敬うこと。そして、最終判断基準は、「また一緒に飲みたいと思う人かどうか」でした(←最後のこれだけなら、私もサムライになれるかな?なんて…思いました)
もう一つ興味深かったのは、リーダーになるためには「洞察力=直観力」が必要。コミュニケーション力には「ユーモア」と「頓智」。ユーモアには「アハハという笑い」、頓智には「オ〜という納得」。それと忍耐力、主体性、これらが相まって人間力が培われる。すなわち、サムライの『自利より他利』の精神へと繋がって行きます。リーダー力を養い、コミュニケーションを図る。(これからもコミュニケーション力が課題と私も感じました。「サムライ魂」に加え、「洞察力=直観力」について、もっと深くお聞きしたいと思いました)
荒木学長は最後に、「大阪市立大学のキャンパスを笑顔あふれる知と健康のグローバル拠点にしたい」と締め括られました。

細野雅子先生(放射線治療科・准教授)からは、「放射線科医として」のお話があり、患者のストレスをなくすべく、①「何事もなかったかのように感じられる」ことを目指す、②術後リハビリにピラティスメソッドを取り入れ、看護師を含め横断的に対応できるプログラムの構築を進められていて、まずは乳がん患者からとの事、今後私達にとって大いに期待したくなるお話でした。

浅野有香先生(乳腺外科・後期臨床研究医)は「乳腺外科医として」をテーマに話されました。3年間で10の論文を英語で書かれたそう、将来有望な乳腺外科医です。【あけぼの大阪】の勉強会にお招きして、「治療最前線」のお話をお聞きしたいと思っています。

今回の講演会は、治療法等のテーマでなく、病院側から見た大学病院の役目、役割という、普段とは違ったテーマで大変興味深く聞きました。 寒い中、多数ご参加のみなさん、ご支援賜りました関係各位様、並びに共催という形で開催できたそれぞれの会のみなさん、すべてのかたに感謝いたします。  中田圭子  akebonoosaka@yahoo.co.jp