富樫さんがここまできれいに咲いてくれました <br> ジローもやっとこっちを向いてくれました   富樫さんがここまできれいに咲いてくれました
ジローもやっとこっちを向いてくれました
全国のみなさん、こんにちは!コロナ蟄居の日々が続いていますね。ロンドンの息子から朝の公園もダメ、買い物もダメ、とうるさく言ってきて、監視されているようで、身動き出来なくなってます。イギリスは死者数が2万を越えて、切実だからでしょう。  

女優の岡江久美子さんが23日、コロナで亡くなって、余りにも突然のことだったので、芸能界だけでなく、日本中が衝撃を受けた。その折、所属事務所が「岡江さんが昨年末に乳がんの手術を受けて、今年1月~2月半ばまで放射線治療を受け、免疫力が低下していたことが重症化した原因と思われる」、とのコメントを発表した。私はすぐ「そんなバカな」と殆ど声を上げて反論した。大体、医師でもない素人が憶測でものを言ってもらっては困る。
 すると、すかさず、あの大野先生(がん研有明病院・副院長)が「読売新聞」にきちんと見解を述べられた。「早期の乳がん手術後に行う放射線治療が、新型コロナウイルス感染症の重症化を招くという科学的根拠は現時点ではなく、考えにくい」「不安な乳がん患者は治療を勝手に中断せず、主治医に相談してほしい」そう、特に、患者が不安を抱くことを察知して、的確なアドバイス、「先生、ありがとう」ホッとした。他にも、首藤先生(国立がんセンター)、勝俣先生(日医大武蔵小杉病院)、井本先生(日本乳癌学会理事長)も同じ考えを述べられ、更に日本放射線腫瘍学会は「一般的な放射線治療では、からだの免疫が大きく低下するようなことはほとんどありません」と公式声明(←クリック)を出している。 

あけぼの会でも「抗がん剤治療中の人は免疫力が低下するので、気をつけよう」と会員に言いそうになった人がいたので、あわててやめてもらった。今、治療中の人の不安をあおるのは必定。また、私たちは医師ではない、ただの患者、医学的な発言はしてはならない。それが世のルール、ルールを守らないと、あけぼの会だけでなく、患者会全体が信用をなくしてしまう。

誰も言わないのだが、私がこれより怒っていることがある。それは岡江さんは乳がん手術を受けたことを公表しないつもりでいた、と聞く。それを事務所の人がコロナにかこつけてサラッと公表してしまったことだ。これってプライバシーの侵害ではなかろうか。というより、仕事を続けていく上での選択だったのかも知れない。いずれにしても、岡江さんの名誉のためにも、一大問題として取り上げられてもおかしくない。ご本人の気持ちを察するに忍びない。私たちが知りたいのは、そもそも彼女がどうして感染したのかーー誰もわからなかったと思うがーーどんな初期症状だったのか、仕事関係で人と接触はなかったのだろうかとか、事務所でしかわからない事情ではないか。

みなさん、もう少しの辛抱、お互い元気付け合って、この試練を乗り切りましょう! ワットtakakowatt@gmail.com