日時:2021年12月21日(火)
会場:さいたま市立指扇中学校体育館
参加:中学1・2年生・保護者・先生(計321名)
さいたま市から、中学校で「がん教育」を、体験者の立場で講演してほしいとの依頼を受けて、行いました。コロナ感染者数も少なくなり、ほっとし始めた時だったので、体育館で皆が集合しての対面講演会になりました。
学校全体がいろいろカラフルな飾りつけがされていて、びっくりしました。行き交う生徒さんも大きな声で挨拶をしてくれる、明るい元気いっぱいな印象を受けた指扇中学校でした。
最初に、市の健康増進課の職員さんから「がんについての基礎知識」5分間のお話があり、その後35分間、体験者としてお話ししました。私のほうからは
① 乳がんになった時の患者の気持ち・家族とのエピソード
② 乳がんになって思うこと
③ がんになる前に考えておこう、知っておきたい言葉
④ がんになった人との接し方
⑤ 皆さんに伝えたい事
を、話しました。
保護者の方はメモを取り、生徒さんも一生懸命に聞いている様子でした。
(報告:あけぼの埼玉会長 持田豊子) akebonosaitama.net@gmail.com
――講演会後のアンケート(295通)の中から――
◆ 家でお母さんに、検診は受けているか聞き、今日の体験者の方の話をして、より、家族と過ごす時間を大切にしたいと思いました。将来、今日聞いたことを忘れず、自らも検診を受けることを欠かさず、自分の命を大切にしたいと思いました。
◆ 私たちは、健康に暮らせているだけで幸せだなと思いました。いつ、だれに、何が起こるかわからない時代、1日1日を大切にしていきたいです。また、少しの声掛けで、その人を救うことが分かったので、思いやりのある声掛けをしていきたいです。
◆ がんで苦しんでいる人や、いろんな病気で苦しんでいる人を1人でも救いたいと思いました。私の夢は、人を助けて笑顔にすることです。医者や看護師にならなくても、心の面で助けてあげられることを知りました。
◆ 健康で、普段通りの生活ができている今の時間が大切だと学んだ
◆ がんに、実際自分がなった体験談を聞いて、自分のつらい思いを、ぼくたちに話をして、ぼくたちに活かそうとしているのは、すごいと思った。
◆ がんという病気を身近に感じることができました。しっかりと予防をしたり、がんの人との接し方なども考えられました。命の大切さを考えることができました。