報告 あけぼの福岡 深野百合子

2024福岡新年会日 時:18日(月・祝)11301430

会 場:レストラン「アンド」

参加者:29名(先生1名、会員28名)

 

新年早々、新年会の開催がはばかられるような出来事続きでしたが、大野真司先生(相良病院院長、がん研究会有明病院顧問、及川病院メディカルアドバイザー)をお招きして開催しました。

大野先生の冒頭のあいさつで「能登半島地震で被災された乳がん治療中の方は〈さがらウィメンズヘルスケアグループ〉では保険証なしでも治療が受けられるのでお知り合いの方へ伝えてください」と言葉に、参加者一同、ホッとした空気に包まれました。

*北海道、京都、宮崎、鹿児島、沖縄などにあります。

さらに、乳がん治療の問題点や最新情報をお話しいただきました。

乳がんの治療の進歩は著しいが、患者さんは増え医療者が減少しいる。乳がんのタイプもこれまでの4通りから今や14通りになって、それぞれに治療が違い複雑化している。

治療を決める際に、いままではインフォメーション(説明と同意)といわれていたが、最近ではシェアード・ディシジョン・メイキング(Shared decision making:意思決定の共有)が大切で、医師と患者のコミュニケーションが重要になる。

がんが体の中にあるかどうか調べるうえで腫瘍マーカーよりはるかに鋭い血中を循環する遺伝子ctDNAの臨床応用も数年以内に実現するので、治療や検査が劇的に変わってくる。

 

明るいレストランで美味しいフレンチを堪能いたしました。食事の後は、皆さんの新年の抱負や近況報告などを話す歓談タイムでした。大野先生に初めてお会いする会員も多く、治療の相談や質問もありました。その一つ一つに丁寧に答えていただき、まさに患者会の新年会だなぁと思いました。その後、スタッフの発案の「外れ無しの福引」で、素敵なプレゼントに思わず歓声が上がっていました。とても楽しく有意義な新年会となりました。

💛大野先生よりお礼状が届き、感謝と共に感動しております。その内容を添付いたします。

 

〈参加者からの感想〉抜粋

・大野先生のお話、最新の治療法や将来の展望をお聞きできてとても良かったです。

今年も新年会に元気に参加できて良かったです。皆さんの貴重な意見や大野先生のお話を聞けて本当に嬉しい限りです。今年も1回でも多くあけぼの会に参加できるように頑張ります。

・乳がんと分かったとき、落ち込んでいましたが、友達から勧められてあけぼの会へ入会して気持ちが晴れてきました。いろいろな方の経験を聞ける…。これからもこういう会をお願いします。

バナー広告

共同文化社

コム・クエスト

とどくすり