東京 浅草寺・表参道仲見世(撮影:Sandy Watt 2018/1/5)東京 浅草寺・表参道仲見世(撮影:Sandy Watt 2018/1/5)
正月も早や1週間、毎日が駆け足で過ぎていく。みなさん、お元気ですか?私は久しぶりに娘と息子3人で平和な日々、孫(15)もいたのですが、3日に実父の住む上海に一人で会いに行ってしまい、今は大人3人組。連日のクッキングで指先が荒れて痛くて、水が使えない。1月12日、夫が亡くなって丸6年、みな心の奥に大事にしまっていて、口に出そうとしない。思えば、この3人でチームを組んで、6年とちょっと看病した。大変な難病でしたね。寒風吹きすさぶロンドンで病院から帰りのバスを待っていた夜を思い出してます。
2018年の抱負は「新生あけぼの会」をスタートさせることでした。さあ、どうなるか?斬新なアイディアを引っさげてきてくれる有志、大募集です。時代に即応した患者会に生まれ変わりたい。まあ、今でも即応するよう努力はしていますが、何しろイメージが年寄りくさい。先日も韓国の朴さんが友達を連れて事務所へ来たとき、会長さんは77歳のおばあさんだと予告してあったそうで、その人は、どんなばあさんか見に来たのですが、元気ばあさんで当てが外れたとがっかりしてました。でもこの会長、この18日に78歳になる。
さて、今年は同時に、あけぼの会40年を振り返る年にもしたい。後ろ向きではなく、日本の乳がん患者の変遷を語るのに、あけぼの会の歴史が語らずに誰が語るか。患者が短い間にどれだけ賢く強く成長して行ったか、驚異的だった。昔も今も同じと思っているかもしれないが、とんでもない。ほんの10数年前までは、私が’‘暗黒時代’と呼ぶように、患者は何も教えてもらえない、患者も教えてもらいたくない、そんな時代だった。今や「余命宣告」までも正面切ってなされ、それを受け止める患者がいる。欧米の患者並みに自分の問題として直視する力強い女たち、あっぱれ!
今年初めての水曜相談室は10日です。どうぞおいでください。私と人生を語りましょう。
17日(水)は「新生あけぼの会」を考える初日にしたい。こっちにもどうぞ、むずかしく考えないで、何でも参加することに意義あり!ですよね。
【追記】
昨年末ぎりぎりにお届けしました「NEWS 148」、ご一読されましたでしょうか?
「P30・2017年を振り返って」の会長全国行脚報告で、うっかり「3月11日(土)あけぼの大阪in ドーンセンター」が抜けていました。大阪のみなさん、堪忍。秘書がいないので、大体が私の記憶で、それをHP「イベント情報」で確認したのでしたが、やはり1個抜かしてしまった。大阪講演会は久しぶりで、懐かしいみなさんのお顔に会えてうれしかったのと、デイナーが超豪華フルコースで滅多に食べられないご馳走でした。中田代表はじめ大阪のみなさん、もう一度ごめん。
また今回のレター148には「乳がんの薬物療法」と題して、有岡仁先生(横浜労災病院・腫瘍内科部長)の講演が15ページに亘って掲載されています。「乳がんA to Z」全体がていねいに網羅されてあり、近年にない完全テキストだと思います。私が太鼓判!これを教材にして、各地で自主勉強会をされてはいかが?強くお勧めします。レター、追加まとめ買いには割り引きもあり、どんとお申し込みください。        ワット  akebonok@d9.dion.ne.jp
*浅草寺は、1400年近い歴史をもつ観音霊場である。寺伝によると、ご本尊がお姿を現されたのは、飛鳥時代、推古天皇36年(628)3月18日の早朝であった。 http://www.senso-ji.jp/