「平成30年度岐阜県がん対策推進協議会」が平成31年2月22日に開催されました。 委員会メンバーは、岐阜大学医学部附属病院長、岐阜労働局、教育委員会、県担当者等、 患者委員は私一人で計19人でしたが、今回は【あけぼの岐阜】副代表の木村直子さんもオブザーバーとして同席させてもらいました。
先週【あけぼの静岡代表】星野さんが、基本方針及び全体目標を掲げてありました。それで、岐阜県として、施策・取組みで決まった要件と要点をお知らせしたいと思います。
「第3次岐阜県がん対策推進計画2018年~2023年度」←クリック
第3次計画は、国のがん対策基本計画の変更などを踏まえ、当県の第2次計画の成果や課題、今後必要な対策等を加えて『がん患者とその家族を含めた県民が、がんを知りがんと向き合える暮らしをめざす』ことを目標に取組みを進めます。
その目標の実現にむけて3つの柱
① 科学的根拠に基づく予防・がん検診の充実
② 患者本位のがん医療の実現
③ 尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築
① の「岐阜県におけるがん検診受診率」は、乳がん以外は全国平均を下回っています。
目標に向けた取組みとして、患者団体との協働啓発活動となっています。
この啓発活動は、【あけぼの岐阜】の‘母の日キャンペーン’のことです。
がん患者の治療と就労や社会参加等の両立支援事業として:
・がん患者の医療用ウィッグ(前頭用)及び装着に必要なネット購入の助成金
・がん患者生殖機能温存治療に対する助成金、AYA世代支援
・小児がん治療で骨髄移植手術等の助成金の補助、小児がん患者支援
●県担当者から厚生労働省老健局老人保健からの事務連絡がきました。皆さんにもお知らせします。(平成30年3月閣議決定を受けて)
【がん患者に係る要介護認定等の申請に当たっての特定疾病の記載等について】
特定疾病の名称記入に当たっては、「がん(医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復見込みがない状態に至ったと判断したものに限る)」「末期がん」又は「がん末期」等の記載に限らず、単に「がん」と記載されたもので申請を受理して差し支えありません。 簡単に言いますと、65歳未満のがん患者が要介護認定の申請する際に、今まで「末期がん」を特定疾病として記載する必要があり、記入しづらく利用が進まないとの指摘があり、保険者が柔軟に対応できる方策となりました。
私が乳がん患者として目指す方向性は、すべての乳がん患者が、乳がんについて正しく理解し、乳がんとしっかり向き合えるようになることです。 橋渡智美 hashido@gifu.email.ne.jp