簡単なセルフチェックのポイント!<br>  ~ポケットティッシュと一緒にあなたへ~簡単なセルフチェックのポイント!
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去る7月1日~3日に開催された第29回日本乳癌学会学術総会で、患者向けのPAL(Patient Advocacy Leadership)セミナーがオンデマンドで配信されました。その中の基礎講座の一つに「ブレスト・アウェアネスと乳がん検診と乳房画像診断について」というテーマで、植松孝悦先生(静岡がんセンター 乳腺画像診断科部長)の講演がありました。

ブレスト・アウェアネス(Breast Awareness)」とは、「乳房を意識する生活習慣」のことで、次の4つを提唱されました。自分の乳房の状態を知る(乳房のセルフチェック)、乳房の変化に気をつける(しこりや血性の乳頭分泌など)、変化に気づいたらすぐに医師に相談する、40歳になったら2年に1回乳がん検診を受ける、ということです。 入浴やシャワー、着替えときなどに、気軽に自身の乳房の状態をセルフチェックして乳房の変化に気をつけること。乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談することが大切と。また、自己検診は、「探す、検査する、診断する」という意味合いが強く、面倒に思われるし、正確に実践できる女性も少ないので、「さようなら自己検診」と言われました。

【あけぼの会】が「母の日キャンペーン」や啓発活動で訴えてる「毎月1回、自己検診」を「さようなら」と言われて、とてもショックでした。 手渡したティッシュで乳がんを見つけて、翌年は自己検診を呼びかけてティッシュを配布する会員。検診で見落とされて、自分で見つけた人もたくさんいます。本当に自己検診をさようならして良いのでしょうか?

最近、島根県隠岐の島町在住の会員さんより「啓発ティッシュの在庫が足りないので1箱送ってください」というメールが届きました。「私は島根県乳がん自己検診指導者として認定を受けて活動しております。先月も保育園で乳がんの自己触診のしかたの啓発を行いました」と。今月、町役場で実施の乳がん集団検診の受付で手渡すとのこと(300~400人)。

「ブレスト・アウェアネス」は、今後、がん教育で教えられるとのことです。教育を受けた方が家族に伝え、自分も実践してくれることを切に望みます。 ――「乳がんは自分で見つけることができる唯一のがん」です。これからも体験者として、乳房のセルフチェックの方法や早期発見の大切さを伝えていきたいと思います。
 来年の母の日は、再び街頭キャンペーンが出来ることを願って…。

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