「新潟日報」の記事(2021.8.14)より転載です(ピンクは見出し)
後発薬メーカー不正で供給減――県内も品薄 薬局悲鳴――医療現場、感染禍で二重苦
「ジェネリック医薬品(後発薬)が全国的に品薄となっている。後発薬メーカーの不正などで供給が減っていることが原因。新型コロナウィルス禍の陰で影響が広がり、県内の薬局や医療現場は対応に追われている」
▲この記事には、私のインタビューと写真が掲載されました。7月中旬に新潟日報の記者さんから電話があって「ジェネリック医薬品が不足しているとの情報がありますが、実際に患者さんの間で影響を受けている方はいませんか」とのお尋ねで、各患者会に訊いているとのことでした。ちょうど7月21日に「あけぼの会代表者会議」(Zoom)が開催されることになっていたので、その場で訊いてみました。その時は、影響を受けている人は誰もいませんでした。
▲ところが8月2日にがんセンターで、いつもの乳がんの診察を受け、調剤薬局に薬を受け取りに行くと薬剤師さんに「骨粗しょう症の薬が不足しているので、今回は出せますが、次回4週間後はわかりません。先発薬も不足しているので、くる病の方を優先しています」と言われました。「もしかすると10月頃まで入荷しないかもしれません」とも言われました。私は3年前にがんセンターで骨密度の検査を受け、骨密度が低下していたので、以来、この薬を処方してもらっています。
▲乳がんのホルモン療法をしていると、副作用で骨密度が低下して骨粗しょう症になりやすいと言われています。会員の中にも骨粗しょう症の薬を服用している人が少なからずいます。薬不足で骨粗しょう症が進んでしまわないか心配です。ジュネリック薬品を飲むことも不安ですが、不足して手に入らないことも困ります。品薄問題が早期に解決して、薬が十分供給されることを願います。 kei-sucree@dream.ocn.ne.jp