世にも幻想的な長浜城<br>(2021/10/17)世にも幻想的な長浜城(2021/10/17)今年は*第3期がん対策推進計画の中間評価の年です。がん検診受診率の目標値を50%以上と設定していますが、そこには及んでいません。見えてきた検診のメリット、デメリット、デンスブレスト「高濃度乳腺」のこともあり、単に受診を勧めることにブレーキを踏んでいましたが、コロナ禍で検診率が落ちている今、体験者として社会に対して声を上げないといけないと思いました。

去る10月17日、NHK朝のニュースで乳がん検診の特集があり、コロナ禍で乳がん検診受診控えが起きていること、また、進行した状態で受診する患者さんがおられるとがん研有明病院の女医さんが話されていました。偶然この日は第3回「びわ湖乳がん啓発ウォーク」in 長浜、決行の日でした。テレビを見て、志新たに、長浜へ向かいました。

会員14名と健康づくり財団の職員の方2名、総勢16名でJR長浜駅前とショッピングセンター前でスタート。残念なことに、今回は衆議院選挙で取材はゼロで、マスコミの波及効果は叶いませんでしたが、駅の後、駅から長浜港を左に見て、長浜城まで啓発ウォーク。晴れ間も見られ、全員ピンクのブルゾンに横断幕と旗を持って行進、ピンク軍団は迫力満点!! 信号待ちの車や、ショッピングセンターで買い物客さんから”あれは何の団体? 何の運動なの?”という視線を強く感じました。

その都度、横断幕をそちらに向けてアピールしました。この日、同時に開催された【ピンクリボン長浜】(実行委員長:東出俊一先生)では139名の方が乳がん検診を受け、日没から長浜城がピンクにライトアップされました。きっと多くの方が乳がんについて考えてくださったと思います。コロナ感染が収まっていたので、声を出したり、啓発グッズを取ってもらう工夫も出来たと反省点。次回11月14日の高島市のメタセコイヤ並木でのウォークに反映させます。

10月20日に「あけぼの会代表者会議」がZoomで開催され、19府県20名が出席しました。その場で「母の日のキャンペーン」(1985年から30年続いた)を復活させようと全員一致で決まりました。来年5月の母の日を待たないでも、全国いたる所に乳がん啓発のポスターやチラシを置くアイディアも出ました。『乳がんで悲しむ人が一人でも少なくなるように』、検診受診の重要性やブレストアウェアネスのメッセージを体験者として社会に伝えたい。【あけぼの会】は、これからも全国規模で乳がんの啓発活動を進めていきたいと考えています。    kikui@crux.ocn.ne.jp

*がん対策推進基本計画 (mhlw.go.jp)―概要と本文が掲載されています。