◆昨年末にクラウドファンディングの協力依頼がありましたのでご紹介いたします。
あけぼの会会長 深野百合子様
九州大学病院形成外科・診療科長の門田英輝と申します。九州大学臨床腫瘍外科の久保真先生よりアドレスをお伺いして、連絡させて頂きます。
当科では5年前より、九大先端医療オープンイノベーションセンターと協力して微小血管吻合専用ロボットの開発に取り組んできました。現在、試作2号機が完成し、薬事承認の申請を進めているところです。ロボット完成まであと一歩のところまで来ています。
このロボットが完成すれば自家組織による乳房再建術、下肢リンパ浮腫に対するリンパ管細静脈吻合術がより多くの施設で安全かつ確実に行えるようになります。将来的に脳神経外科や眼科など、幅広い分野での手術にも応用できると考えています。
ところが昨年からのコロナ禍のため部品代が高騰し、ロボット作成の開発費不足が見込まれています。そこで2021年12月22日よりクラウドファンディングによる寄附をお願いすることになりました。URL(https://readyfor.jp/projects/microsurgery)
ぜひ、本プロジェクトをご理解頂き、あけぼの会会員の皆様にご周知およびご協力くだされば幸いです。突然のことで失礼と存じますが、何卒、よろしくお願いいたします。
尚、本クラウドファンディングは九州大学の総長に正式に承認された大学公認のものになります。寄附金は税制上の優遇措置が受けられます。
門田英輝(九州大学病院形成外科 診療科長 准教授)
―――とても難しい、直径1mmの血管吻合を容易にする「手術支援ロボット」が開発されれば、全国どこの病院でも同じ品質の手術が受けらる、いわゆる「技術の標準化」が進めば、私たち患者にとっては朗報です。【あけぼの会】も会として応援したいと思います。皆さんのご参加をお願いします。 akebonokai.since1978@gmail.com