ヒスイカズラ(とちぎ花センターで)<br>――翡翠色に魅せられ、ため息が出ました。<br>このような美しい色の植物が、どうやって誕生したのでしょうか?<br>――撮影;上舘みのり(埼玉・2022/5月)ヒスイカズラ(とちぎ花センターで)
――翡翠色に魅せられ、ため息が出ました。
このような美しい色の植物が、どうやって誕生したのでしょうか?
――撮影;上舘みのり(埼玉・2022/5月)
全国のみなさん、こんにちは!

少しコロナ呪縛から開放されて自由に息が吸える雰囲気になりましたね。今、「マスクを外す」論議が交わされている。この国は誰もはっきりものを言わない、言えない。外してもよいなら、はっきり「よい」と言えばよい。国民もおかしい。よいと言われても、やはりすぐには外せない、とためらったりする。外せない人は外さなければいい、それだけのこと。日本という国は、かったるい。

 

前回とその前は戸井先生、渡辺先生と偉い先生がたの学術論文が続きましたので、今回は肩に力を入れなくてもいい楽なお話にします。先日、会員の久野さんから楽しいメールをもらいました。
「――ワット会長さんからは、最初の出会いから”あんたバカじゃないの“と叱られ、最近は“あなたまだ生きてんの”と言ってもらえるようになって嬉しくさえ思えます。☺️これまで、あけぼの会に入会して、その時々の最新情報を得ることができ、乳がん先輩達の頑張っている姿から多くを学ぶ事ができました。そして、何よりもワット会長との出会いが、この9年間の私の心の支えになっているんだと感じています。あけぼの会を存続させていくことは並大抵ことではないと分かった上でのお願いです。ぜひ、これからも乳がん患者の為に元気で長生きしてください。私は会長さんの背中を追いますので」

 

久野さんが初めて【あけぼの会】の事務所へ相談に来たのが9年前、既に大きなしこりをかかえていて、胸が突き出ていると言っていた。病院へも行っていたのだが、秋田に妹さんが洋品店をしていて、毎月一度は手伝いに行っているので忙しい、みたいなことを言ったので、爆発!「あんたバカじゃないの」が飛び出した。病院の電話番号を聞いて、私がダイヤル、先生が出るとすぐに一緒におられたご主人に手渡して、「予約取って」と叫んだのでした。それで、否応なく入院・手術となり、その後の長い付き合いの始まり、となったのです。

 

手遅れ状態での手術だったから、そう長生きはしまい、と私が決めこんで、結果、会うたびに「まだ生きてんの?」になってしまっている。やはり再発はして、かなりきつい抗がん剤治療も受けていたが、あるとき副作用がきつくて「こんな状態では生きていることにならない」と治療を中止してもらった。勇ましい。コロナなんかお構いなく、今でも秋田に通っているだけでなく、温泉でもどこでも出かけて、「いつどうなるかわからないから、行けるときに行くのよ」と飛び廻っている。あっぱれ!

 

今までに何人の相談を受け、それに答えて来ただろう。久野さんがよい例で、返事が荒っぽい。でも要は結果でしょう。結果がよければよいのだ。極端に言えば、生きるか死ぬかの相談なのだから、何としても生きる方向に持って行かなければ、その答えは失敗ということ。自分がどう思われようがそんなことは気にしていない。「あんた、何が何でも生きるのよ」と、これからも叫び続けていこう。

 

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