【2018年3月(47歳)卵巣がん治療に続き、乳がん治療へ】
前回の投稿で、私は、遺伝性乳がん卵巣がん症候群・BRCA1陽性であり、2002年32歳で左乳がんの温存手術をし、2017年47歳の8月に右乳がんと左右の卵巣がんが発覚し、卵巣がんの手術、抗がん剤治療を終え、乳がん治療へと入る報告をしました。現在は、乳がん手術を終えて、通院で抗がん剤治療中です

《2018年3月18日入院、19日乳がん手術》
今回は、乳首の下だし、遺伝性乳がん卵巣がん症候群だから全摘だねと言われました。
温存という選択はできませんでした。そして、左側も全摘することにしました。
また乳がんになる可能性が高く、歳を重ねるごとに、手術の体力も減ると考えたからです。
8月にがんかどうかも分からないのに両方の卵巣をとる決断をしたのに、3月にまた、両方の乳房をとる決断をしたのです。これは勇気のいる決断でした。手術は無事に成功し、リンパ節転移もなかったとのことでした。
次の日の朝食は、おかゆでしたが、ペロっとたいらげました。

《入院11日め》
さよならおっぱいから10日。傷口から排液をしている管、ドレーンがまだとれません。
太っているので液の量が多くて、なかなかとれそうにありません。
傷口を包帯の大きいアップタイというので圧迫していますが、効果が余り期待できません。きつくて、痛くなるし、巻き直しを何度もお願いしました。

《入院21日め》
さよならおっぱいから20日。4月6日にドレーンが、抜けました。滲出液が減ったのではなく、感染が心配なので、もう限界でぬきました。傷口ぐるぐる巻きのアップタイもとれたので、喜んで御菓子によるプチパーティをしましたが、ぬか喜びでした。
滲出液が減ったのではなく、限界で抜いたので、まだ傷口に滲出液がたまるので、翌日から注射器で抜きました。
プンクというようです。
アップタイも1本再開されました。7日は野水先生が初めて巻きましたが、本当にきついです。なので、すぐに看護師さんにとってもらい、お風呂にザブンと入りました。
お湯をいれすぎたので、ほんとにザブンです。20日ぶりの全身浴、チョー気持ちよくて、鼻歌を歌ってしまいました。病院だと気づき、やめました。

病理の結果も出ました。右側のがんは、pCR。抗がん剤が効いて、がんの跡しかなかったそうです。左側は、前回の手術+広背筋による再建手術により、乳腺がほとんど残ってなくて、ほぼ脂肪細胞だったようです。
悪性腫瘍はありませんでした。ん?両方の乳房を手術で、とらなくてもよかったのか? と思いましたが、BRCA1陽性ですから、いつ再発してもおかしくないわけです。
予防的な意味も含めて、両側全摘だったのだ、と自分にいいきかせています。
がんが小さくなったので先生は要らないのではないかと言っていた、術後の抗がん剤EC療法も話し合いで4クールやる方向になりました。
2月20日に終わった卵巣がんの抗がん剤。あれからだいぶたち、髪、眉毛、まつ毛はえてきました。
また抜けるのかしら、副作用きつくないといいです。

乳癌認定看護師がきて、下着や人工乳房の説明をしてくれました。偽物おっぱい、要らないと思っていますが、傷口を守るためにも必要かと話を聞いて思ったしだいです。片側2万以上、2つ必要。2~3年の消耗品らしいです。
安いパッドは、片側3千円。軽いぶん、ずれやすいそうです。ブラジャーなんて捨ててやるーって思っていたのに。
今までも使っていたパッドのポケットつき医療用ブラジャーって高いんですよね、それをまた使おうかな。
胸がなくなって、お腹が出てるいし、必要かな?みなさんはどう思いますか?再建しますか?人工乳房?パッド?何もしない?

入院31日め
さよならおっぱいから30日め。4月14日は傷口が膿んでしまい、自分でも臭いなぁと思うぐらいでしたが、手当してもらいなんとかなりました。
17日のプンクは、右側7ml,左側5ml。18日に左側に細い管を入れるようです。
なぜ少ない方? 隙間が浅い位置だから入れやすいそうです。部分マスイで、切って入れ、滲出液が出やすいようにするとか。隙間が深い右側は?看護師さんや理学療法士も左?とびっくりしています。素人には分かりません。
その方が早く治るか、私は実験だと思うことにしました。というか、左側治っても帰れません。
あと何を食べれば帰れるのでしょうか。入院して最初に喜んだビビンバが、またでました。メニューひとまわりしたようです。  (次回6月25日に続く)

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