2002年4月(32歳)→遺伝性乳がん卵巣がん症候群・BRCA1陽性
シャワー中にしこりを見つけ、近くの市立病院を受診。左乳がんと診断され、乳房温存手術、放射線治療、抗がん剤治療(タキソテール6クール、フルツロン5年間服薬)を受け、この間、仕事は1年間休職しました(中学校の教師)
ある講演会で、現在の主治医である野水整先生(星総合病院in郡山・病院長)にお会いしたことがきっかけで遺伝子検査を受けました。祖父、伯母、私の3代が同時期に乳がんを発症したため、遺伝を疑ったのです。
2017年7月(47歳)→左乳がんから15年目に右乳がん
職場の婦人科検診で、左の卵巣が5㎝、子宮筋腫6㎝と言われました。
クリニックの先生は、マーカー値が上がっていないので大丈夫でしょう、とのことでしたが、野水先生宛てに紹介状を書いてもらいました。
また、乳がん術後の経過観察をしている市立病院で定期検査をすると、右乳房にしこりが見つかり、これにも野水先生宛ての紹介状を書いてもらいました。
左乳がんから15年間、何の異常もなかったのに、ここへ来てダブルパンチ!真剣闘病の始まりです。仕事は休職としました。
2017年8月入院→まずは卵巣がんから
まずは卵巣がんの治療開始。MRIで卵巣がん、子宮肉腫の疑いと診断されました。
卵巣は採って見ないと、がんかどうかは分からないそうです。片方の卵巣と子宮を残せば、妊娠の可能性も残せたのですが、野水先生に「片方では意味がない」と言われたので、両方ともを採る決断をしました。
22日開腹手術で、子宮と両方の卵巣卵管、大網を摘出しました。退院前日に右乳房の細胞診をし、30日に退院しました。
病理結果と治療→ダブルパンチ!
9月12日に両方の病理結果が判明。両側卵巣がん(高異形度漿液性癌)、1b期。右側乳がん(硬がん、トリプルネガティブ)でした。まず卵巣がん、抗がん剤TC療法(タキソール&カルボプラチン)を6クールです。
なお、MRI所見で疑われた子宮肉腫は肉腫ではなく、子宮筋腫でした。ホッとしました。
でも、片側だけと思っていたのに、両側だったのは驚きでした。野水先生を信じて、両側の卵巣を摘出して、本当に良かったです。
現在、卵巣がんの抗がん剤が終了。
3月19日に両側乳房全摘手術し、その後、乳がんの抗がん剤、EC療法(エピルビシン&シクロホスファミド)を4クールの予定です。
野水先生は、卵巣がんの抗がん剤が乳がんにも効き、がんが小さくなったので術後の抗がん剤は要らないのではとの診断ですが、私は徹底的に治療をして欲しいので、お願いしようと考えています。がんに負けない気持ちで治療に専念します。
ワット会長に励まされ→会長さん、ありがとう!
今回の病気が分かってから、何度もワット会長から連絡をいただきました。
最近の治療や新薬の動向にも詳しく、そしてあたたかいメッセージに何度励まされたことか、感謝の気持ちでいっぱいです。
《追記》
写真は、福井の高橋絵麻さん(乳がん体験者)が、「生きるを伝える写真展」のためにスキンヘッドモデルを探していましたので、協力することにしました。生まれて初めてメイクさんにメイクをしてもらって撮ったオフショット。髪、眉毛、まつげもないのが現状です。
3月5日の朝食抜きでの術前検査は採血・採尿・CT・MRI・心電図・呼吸器検査・X線・骨シンチと盛り沢山。
10月、秋の大会で、またカメラマン!皆さんに元気な姿をお目にかけたいです。