日時: 4月30日(火)10:40〜12:10
会場: 埼玉医科大学
対象: 看護学部81名、教員2名
テーマ:「病むことの心理」

 埼玉医科大学、大賀先生からの依頼で、今年も乳がんの体験や患者の思いをお話ししました。今年は、瀬戸恵美子さんと2人で下記②の部分で話をしました。

授業は次のような形式です。
① 事前にグループごとに乳がんについて調べる。
② 乳がん体験者から話を聴く。
③ ②を聴いたうえで、グループごとでまとめ感想を発表。

 瀬戸さんから、高齢の実家の父が、自宅でがん闘病(緩和ケア)、母は認知症の中で、乳がんに罹患したこと。手術、治療と自分だけでも大変な時、手術後も治療をしながら、実家に通い介護をせざるを得なかった状況や、病気と家族の問題について話されました。
私からは、看護師さんに希望する事、ヘルスリテラシー、患者会に役割について、又昨年対側の乳がん手術やその後の遺伝子検査などについてお話ししました。

報告:あけぼの埼玉会長・前代表 持田豊子 akebonosaitama.net@gmail.com

【学生さんからの感想】
• 今回お話しくださったことは、調べて知ることのできない事、とても勉強になりました。実際に感じた感情や出来事は、いろいろですが看護師としてどのような対応が必要になるのかなど、考えることができました。
• 言葉は人の気持ちを動かすものである事も改めて感じることができました、そのことから、自分が看護師になれた時には、患者さんを励ますことができるような声掛けをしたいと思います。
• 患者さん目線での医療人に求める声掛けやかかわり方など、これから看護職を目指すうえで、貴重な意見を聞くことができ、とてもよかった。
• あけぼの会の存在を初めて知りました。患者さんが不安な時に経験者の話を聞く機会があれば、患者さんにとってとても救いになり、乳がんと向き合うきっかけにもなると思いました。

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