題名「病むことの心理」
日にち:5月11日(水)
会場:埼玉医科大学保健医療学部
対象:看護学科2年生

5月11日、埼玉会員の安田則子さんとABCEF活動をしてきました。

埼玉医大では、3回シリーズとして、
1回目は、乳がんの勉強、患者への質問をグループワークで。
2回目は、私たち患者が、体験談、患者の思うことを発表、質問に答える
3回目は、2回目の授業のグループ討議、各々がレポート提出となっています。

2回目の授業では、まず安田さんから、体験談、転移した時の思いや治療の事、治療費など、具体的に、分かりやすくお話しました。
その後、私の方からは、患者会の集まりで出た話や、医療関係者に望むこと、患者会の役割などお話しました。
学生さんは、本当にまじめに、聴いてくださり、よく、メモを取る姿や、「聴いていて思わず涙ぐんでしまった」などの感想もいただきました。私たちも、「やってよかったねー」と、充実した時間を、過ごしました。(報告:持田豊子代表)

【参加学生さんのレポートから】
・患者さんの、生の声を聴けることは、すごく勉強になりました。今まで習った事と、講師のお話がつながりよりリアルに、看護についての知識、理解が深まり、また、元気づけられました。
・ とても前向きで、私も、勇気をもらいました。ワットさんの「がんになったことは不運だが、不幸ではない」との考えは、多くの人を救う言葉だと思います、心に響きました。
・治療費が高額で驚きました。がんの治療は、身体、精神、社会ともに大きな影響を与えてしまいますが、前向きにとらえることで、生き方も変化してくるのではないかと感じました。看護師の言葉で、前向きになれることもあると聞き、看護師として、人の人生に大きくかかわっている自覚を持ち、言葉がけができる人になりたいと思いました。
・家族とのかかわりでは、娘さん、お孫さんの話は、思わず、うるっと来てしまいました。改めて、家族の存在の大きさを感じました。
・学生時代に、患者さんの生の声を聴くということは、とてもいい経験でした。聞く話は、ほとんどが、知っているようで、知らないことばかりでした。
熱心に話しを聞いてくださる看護学生のみなさん熱心に話しを聞いてくださる看護学生のみなさん