報告:持田豊子・埼玉支部長

1997年ころ、県より、がん拠点病院のがんサロン立ち上げのアドバイスをしてほしいとの依頼を受け、国立埼玉病院、川口市立医療センターのお手伝いをしました。この時、講演会の講師を頼まれ、副支部長の境さんと一緒に、あけぼの会の活動、心のケア、啓発活動等をお話ししました。そのことが、埼玉支部のABCEF活動のきっかけとなりました。その後、埼玉医科大学国際医療センター看護学部の学生さんに患者の思いを伝えてほしいとの依頼があり、それが学校訪問の始まりとなりました。

その後、県や地元の医師・教授の紹介で、日本医療科学大学と埼玉県立大学の学生さんにも講義を行いました。将来の医療従事者の方々に、患者の思い、本音を話ししました。「教科書では学べない現場を知り感動しました」「将来、看護師になったときの決意」についてのレポートを読んで、患者の思いを素直に受け止めていただいたことに、私たちのほうが感動することもしばしばありました。

そして、卒業後に病院勤務の中で、乳がん患者さんに、あけぼの会の事をPRしてくれているのを知り、驚きました。境さんの入院中に、とても親切な看護師さんがいて、その方が学生の時、私たちの講義を受けた方で、再会を喜んだとか・・うれしい限りです。

また、県のピアサポート研修会、生きる教室では、入間市金子中学校に、東京医科歯科大学大学院がんゼロ講座には2年ほど、獨協医科大学越谷病院、県立大学緩和ケア講座にも。更に一般向けには、男女共同参画「ほっと越谷」で啓発活動もしました。先日も、埼玉県子育て支援講演会草加藤幼稚園、独協大学主催の講演会に伺ったのですが、その様子が埼玉テレビのニュースで放映されました。