報告:ABCEFスタッフ・宇田川光子
荒川区保健所から小学校の「がん授業」の依頼があり、2012年11月26日、汐入小学校へ行ってきました。あけぼの会ではABCEFを6年前から実施していますが、小学校からの要請は初めてのことで、対象は6年生120名でした。会場には校長先生はじめ6名の学年の先生方もいらっしゃいました。 小学生に「乳がん」の体験談を話す、という初めての経験に、この年代の子どもたちがどのように受け止めてくれるか、戸惑いがありましたが、私が一番してみたかった事はこれだ!と思いました。 体験発表のあと「家に帰ったら、お母さんに今日の話を伝えてくださいね」とお願いしました。みんなとても真剣に聞いてくれて、うれしい驚きでした。
あけぼの会は〈母の日キャンペーン〉などで、乳がんの啓発活動を30年近く続けているのですが、検診率が上がっていないのが現状です。そこで、今回のように、小学生くらいからがん教育を導入していくことは画期的な良策と思いました。「乳がん早期発見の大切さ、子供の存在が支えになったこと」など、自分の思いを直接伝え、おみやげに、あけぼの会のピンクのリストバンドを一人一人に手渡ししました。子供たちの「ありがとうございました」の言葉に、こちらも「ありがとう」を返しながら、良い出会いができた事で胸熱くなりました。このような機会を作って下さった保健所に感謝いたします。
2013年1月19日に同区の第二峡田(はたけ)小学校、2月20日、21日尾久西小学校(21日は保護者向けの授業で)へも行ってきました。