報告:熊本恵美子(あけぼの福岡・副代表)

日時:4月7日(日) 
会場:福岡市ふくふくプラザ
講師:4名(福岡豊栄会病院・理学療法士)
参加:26名(会員24名、一般2名)

 初めに総会を開催しました。小西代表より令和5年度活動報告、中村会計担当より会計報告があり参加者の承認を得ました。その後、講習会「乳がん経験者のフレイル対策」と題して、福岡豊栄会病院リハビリテーション科の理学療法士4名による講習と実技指導がありました。

フレイルとは、「加齢により心身が老い衰えた状態」のことで、健康寿命(健康に生活できる期間)を延ばすには、フレイルを早く気付き治療や予防することが大切なこと。フレイルになる原因には、身体的・精神的・社会的の3要素があること。フレイルとがんとの関わりについての説明、おすすめの食事法の紹介もありました。
1人1人「基本チェックリスト」を記入して、自分のフレイルに成りやすい要素を知りました。フレイルを予防・改善に効果的な運動は、有酸素運動(ウォーキング、サイクリング、水泳)、レジスタンス運動(スクワット、ダンベル体操)など。
実際に運動を指導して頂き一汗かきました。
運動内容は、ストレッチ、運動機能低下に「レジスタンス運動」、認知機能低下に「コグニティブエクササイズ」、口腔機能低下に「口腔エクササイズ」、肩の可動性を拡大するエクササイズなど。自分のフレイルに成りやすい要素に合わせて運動を行うこと。

理学療法士によると「目標は低く続ける事が大事です」と話されました。皆さん「継続は力なり、フレイル予防に頑張りましょう」と、笑顔で講習会を終えました。

<アンケート>
分かり易く機能低下の内容がわかり、とても良かったです。機能低下しているところは、どんな運動をすれば良いか、実施指導をしていただき、自分の弱いところに気を付けていくか、分かりました。こんな指導は初めて受講しました。毎年受けたいです。
「目標は低く継続が大切!」、楽しい講習会でした。普段動かさない運動で2、3日後の筋肉痛が気になります。