IMG_3682夏の交流会④.JPG日時:6月12日(日)13:30~16:30
会場:ウィリング横浜
参加: 29名 (会員  29名、一般  名)

内容:
今年の夏の交流会には理学療法士でリンパ浮腫セラピスト、乳がんヨガのインストラクターの資格もお持ちの金子真紀代先生をお招きしました。「すぐに始めたくなる 乳がん患者のための運動とセルフケア~美しく健やかに暮らすために~」と題して、ミニ講義と実技をお願いしました。
コロナ禍になってから少人数のあけぼのハウス以外に初めて会場開催したセミナー&交流会でした。感染対策と運動をするスペースの関係もあり、一人1テーブル、定員の半数で行いました。

前半の講義では、がんのリハビリ・セルフケアについて、リンパ浮腫の予防のためにはどうしたらよいか、術後に生じやすい身体の変化、どんな運動をどの程度どんな頻度でしたら良いかなど分かりやすく数値を使って具体的に説明していただきました。適切な運動は乳がんの再発率を下げ、乳がんによる死亡リスクを40% 下げるそうです。

スライドを使った講義の後、実際に体を動かすセルフケアを教えていただきました。肩回し、肩こり解消のセルフマッサージ、わきの下のツッパリを緩める運動、テーブルを使ったストレッチ、椅子を使ったスクワット、などなど、実際に肩が軽くなった、硬くなっていたところが緩んだ感じがするなどの声がありました。入浴中、体を洗う時に泡をつけてリンパマッサージを行うと無理なくできるとのお話になるほど、と思いました。

後半はグループに分かれて、自己紹介や近況報告、どんな運動をしているかなど話しました。ウォーキングはもちろん、太極拳やヨガ、体操グループに入っているなど、運動を生活に取り入れている方が多いことが分かりました。金子先生は一人一人の質問に丁寧にそして楽しく答えて下さって、お話が弾みました。乳がん体験者と初めて話したという新会員や久しぶりにお会いしてにこにこ楽しそうにしている方など、やはり実際にお会いしてお話が出来て良かったと実感しました。

なんと術後40年経ってリンパ浮腫になった、という会員の参加もありました。リンパ浮腫の治療してくれるところが少ない、という問題点も感じました。特に神奈川県は状況が悪いとのこと、患者がもっと声を上げることが必要かもしれません。

あけぼの神奈川 代表 牧野葉子 akebonokanagawa@gmail.com

【参加者からの感想】
硬くなっていた筋肉をほぐすことが出来ました。家でも毎日行っていきたいと思います。
 説明もわかりやすく、楽しく学ぶことができました。

短い時間の中に内容の濃い解説を有難うございました。沢山セルフケアを教えていただいたので、自宅でも頑張りたいと思います。忘れてしまう事もあると思うので、くり返し運動やケアの講習会を聞いてみたいと思いました。 

本日はありがとうございました。このところ、痛みやこわばりを感じていたため、とても有意義なセミナーでした。日常生活に取り入れて、生活の質を上げたいと思います。

久しぶりの講演会で楽しみにしておりました。
 リンパ浮腫の事が気になっておりましたので大変勉強になりました。 

 

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