再び笑顔で過ごすために! 「乳がん治療と薬との付き合い方」

日にち:6月9日(土)
会場:愛知県産業労働センター ウインク愛知 会議室1103
参加者:74名(会員・41名 一般・33名)

前日は一日雨でしたが今日は晴天!あけぼのパワーを感じました。
講師は顧問医として毎年ご協力していただいている愛知県がんセンター中央病院 副院長兼乳腺科部長 岩田広治先生と、同病院がん専門薬剤師・高橋新次氏です。(報告:金岡益代代表)

今回のテーマでの講演会、初発から9年目での局所再発に続き、10年目での体側乳がん手術後の自分にとってはとてもタイムリーな内容でした。

治療、特に薬の進歩は目を見張るものがある、ということに改めて感じ入りました。
今はネットで何でも調べられるというものの、正しい情報を正しく身に付けるにはやはり、今回のような医療関係者の方のアドバイスが必須であると思いました。
新聞報道などで取り上げられる最新の治療というものが、実は実際の患者さんの中でもごく一握りの方にしか効果的でない、といったことも先生の口から説明していただけると納得できました。

将来的には「乳がん、胃がん、肺がん」等の部位別の病名ではなく「Her2陽性がん、BRCA陽性がん」のように遺伝子変異の特徴ごとの診断名が付けられる時代が来るかもしれない、とのことでした。
そのような時代になる頃に「抗がん剤は副作用が怖いので受けたくない」のではなく「副作用を上手に予防、軽減すれば抗がん剤も怖くない」と、誰もが常識的に思えるようになっているといいなと思いました。(報告:松尾いづみ副代表)

【参加者からの感想】
・福祉学生としての立場で参加させていただきましたが色々学ばせて頂きました。
 実際にがんと戦っている人たちの姿勢、心の寄り所など理解することが出来ました。
・アスコの報告・ゲノム医療のお話とても良かった。
・今回は若い方の参加者がたくさん、学生さんが学びに来られたのでしょうか。若い人の参加嬉しいですね。
・会員さんの体験談の中で親より先に死ねないというお話をお聞きし、私と同じだと思いました。
 でもレベル4から頑張って治療され、お元気になられて良かったと思いました。
 私はレベル2で右乳房全摘ホルモン剤を飲んで6年経ちます。10年飲む予定です。
 高橋さんの抗がん剤の副作用について分かりやすくて良かったです。
・岩田先生の最新情報でHER2+に効く薬が新しく出てきたのには励まされました。
 またHER3という言葉は初めて聞きました。そういうたんぱく質もあるんですね。
・体験談は患者の心理がすごく良く分かる良い話でした。ゲノム医療の話は興味深かったです。
 新しい薬にも期待できるようで良かったです。
若い方が多く参加若い方が多く参加左から高橋薬剤師さん、金岡代表、岩田先生左から高橋薬剤師さん、金岡代表、岩田先生

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