日 時: 2026年3月22日13:30~16:30
会 場:ウィリング横浜5階 研修室501号室
参加者: 42名(会員 37名、一般 4名 当日入会1名)
◆がんロコモって何?~知れば変わる生活の質~ 国立病院機構東京医療センター 整形外科医 森岡秀夫先生
(※がんロコモとは、がん自体あるいはがんの治療によって、骨・関節・筋肉・神経などの運動器の障害が起き、移動機能が低下した状態。)
◆今回、あけぼの神奈川では初となる整形外科の先生をお招きし医療講演会&質問会を開催しました。
◆前半はスライドを使用し、がん診療の現状、がんロコモとは、がんロコモのタイプ別に見た原因と対策や運動についてなど、88枚のスライドでわかりやすく解説して頂きました。
ここでは全て紹介できませんので特に印象に残った解説を挙げます。
・乳がんの治療は進歩したが、がん治療に関連した痛みが増加。
・ランマークなどを長期服用の場合は非定型骨折等に注意が必要。休薬等、計画的な服用をすることで対策ができる。また、アロマターゼ阻害薬で骨折リスク上昇。いずれも「骨の健康を維持することが大切」であり、まずは「正しい診断が大事」。
・この痛み本当に「がん」の痛みなの?中高齢者には「がん」以外の多くの運動器疾患(骨粗しょう症、腰部脊椎管狭窄症など)があり判断に迷うため、まずは「正しい診断が大事」。
どこへ行くか迷ったらロコモドクター制度HPを検索する方法もある。
・がんの治療成績と運動の関連では「運動は、手術・化学療法・放射線療法に加わるがん治療の第4の柱」
◆後半は質問会です。「骨転移後に気をつけた方が良いこと」「ホルモン剤による手のこわばりや、抗がん剤によるしびれの改善方法」「どんな痛みが危険なのか?」等々たくさんの質問に1時間をかけて丁寧に分かりやすく答えて頂きました。回答で特に印象に残ったものは「骨転移特有の痛みはないが右肩上がりで痛くなる、通常の痛み治療で治らない痛みが続く・悪化する場合は危険。まずは「正しい診断が大事」ということでした。
報告:越川智子 (あけぼの神奈川 運営スタッフ) akebonokanagaw@gmail.com
【参加者からの感想】
●今回骨転移やロコモの考え方等、はじめて知る内容も多く、とても有意義でよく分かりました。
●恐れている骨転移について、具体的に分かりやすく説明していただき不安が少し解消できた。骨転移キャンサーボードの病院が増えることを願っています。診断が一番大事ということが理解できた。
●ロコモという考え方を知らなかったので、大変勉強になりました。どちらで診ていただくかでその後の影響は大きいと感じました。
●資料、お話が分かりやすかったです。