おなじみのウエストミンスター寺院とビッグベン、テームズ川に船も浮かんで<br>2階建てのバスも見えて、ロンドン最高の1ショット(Sandy 2023/6/26)町中の人込み――向こうにビッグベンが見える。
ロンドン名物、2階建てバスと公衆電話ボックスも。
💛今日(6/27)はいよいよ、お発ちの日、19:00発のANA。パディントン駅までタクシーで行って、ヒースローエクスプレス(超特急電車)で15分、空港着。想像だけで、億劫になっている。以前は平気だったことが、だんだん気が重くて心配で怖い。でもあと一踏ん張りしないと日本に帰れない。ずっと前、イギリス人にバケーションもいいけど、後先がいろいろ面倒、と言ったら、「楽しむためにはそれ相応の苦労が必要」と諭されて、なるほどと納得したんですが、今は、じっと家にいるのが一番楽、の感想です。3週間は長かった。

💛イタリアから帰って以来、4人もの友人宅を訪ねて、ランチやティー(お茶とサンド程度)やディナーをいただき、5年ぶりの再会を喜び合いました。「友情は貴重だから、あなたとまた来年会うことを楽しみにしている」と言われて、私も「来年の再来」を軽く口にしてしまって責任を感じている。元気なら、また来られるでしょう。みな、夫の友達だった人たちなので、夫の話も出て、常日頃、忘れていたことに気が付いて、ついゴメン。

💛罪滅ぼしに夫の墓参りをして、小さな墓石の前にかわいいお花を植えて来た。著名な作家やカール・マルクスのお墓もあって、端から端まで見えないほどの一大墓地ワールド、大木がうっそうと茂り、長年放置されて傾いたままの墓石も多く、昼間でも一人では来たくない。夫もロンドンの土に眠り、早や11年経った。生きていたら、どんなによかったか。

💛息子がショーを一つ見たら?とフォー・シーズンズの切符を買って二人で観に行った。「シェリー」や「君の瞳に恋してる (Can’t Take My Eyes Off You)」などのヒット曲がある4人組で、リードヴォーカルのフランキー・ヴァリの高音がグループの特徴。比較的古い歌なので、聴衆もそれなりの年齢。観光客が俄然多くて、隣の女性はニュージーランドから来たと言っていた。ロンドンのショービジネスは相変わらずで、日本にはない盛り上がり感。

💛昨夜はパオロを呼んで、トンカツの腕を振るった。長い間作っていなかったので、粉、卵、パン粉の順も定かでなくなったりしたが、出来が良かったので、二人は大層喜んで、喰うわ喰うわ!喰いっぷりを見て、大いに満足。パオロは「また日本に来たい」と言っていた。

💛息子に連日、休みなく、歩き廻された3週間、昨日は最後にテームズ川が流れ、ロンドンアイがある観光スポットへ。ロンドンアイを見る人の列が延々と続いていたのと、観光客が両方向に切れ間なく歩いていて、どんなに物価が高くても、世界から、みなが来たい国なんだと改めて感心。最大の成果は、息子と喧嘩しなかったこと。出国前に固く誓った通り、要らぬことを言わない、黙って従う、を守った、日頃、超うるさいお母さん、エラカッタね。

💛それでは日本のみなさん、日本でお会いしましょう。これからパッキングして出立の支度をします。会長さん、長旅、ご苦労さんでした。敢闘賞!

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