笑って日本のみなさん、こんにちは、

💛イタリア、シチリア島のパレルモへ行って来ました。4泊5日。息子(50)、孫(21)と年長者の私(83)、30違いの3人旅。足並み揃えて歩き回って、私の足は完全に棒になった。特に地面が平たいアスファルトではなく、平たい石を並べたやや凸凹面、油断すると、つまずきそうになるので最大限注意した。足首折ったりしたら、迷惑ばあさんになる。連日30度を超す暑さ続きで、これにも参った。でも長年の憧れだったシチリアよ、遂に踏破!

💛イタリア語を7年近く習っているので、こっそり肝試し。イタリア人の早口は世界的に有名、ただでもわからんのに全くわからん。言いたいことも口からスラスラ出ない。空港からのタクシー運転手に「日本から来た、天候はどう?」とテキスト通りの質問をして「イタリア語はこれしか出来ない」と言うと、「自分は日本語一つも出来ない」とやさしい慰め。格安航空で行ったので、機内では水も出なくて、行きも帰りも暗い空港を歩かされたりした。

💛娘が予約してくれたホテルは町中にあり、レストランも近くにいくらでもあり、バスに乗るのも便利で、天井高い古めかしい部屋にシャンデリアが付いて、大いに気に入った。着いた翌日に行くつもりのモンレアーレ行きのバスに乗ったつもりが、間違ってモンナントカに乗ってしまって、後戻りした時はその日のバスはもうないと言われて断念。孫のリラが何でも、位置とか、どうやって行くとか、今バスはどこにいるとか、スマホでさっと調べる。

💛モンレアールにはその名が付いた大聖堂がある(写真)。2015年に世界遺産に登録された。内部はモザイク画で覆われて、その数世界一。たまたま結婚式が行われていて、花婿花嫁の誓いの場面も見て、映画の中にいるような錯覚。ヨーロッパの教会を訪れるたびにクリスチャンではない私は、膝を付いて胸で十字を切る仕草ができないのを残念に思う。教会は荘厳で誰の心も洗われる。見ても見ても飽きない。私が死んだ後も永遠に残る神の館。

💛最後の夜はあのマッシモ劇場へカルメンのダンス(オペラではない)と生演奏を聴きに行った。ニュースレターのP1に正面の写真を載せる予定だが、映画好きには、たまらない。ゴッドファーザーPart3で息子がオペラを歌い、最後に娘が階段で撃たれたあの劇場、マッシモは伊語で「最大級」の意味。ヨーロッパで3番目にビッグなオペラ劇場。でも5階席で、高くて怖くて目が回って舞台は見れない。リラは平気で立って写真なんか撮っていた。

💛最後の日は夜9:25のフライトなので、またバスで30分、チェファルー(Cefalu)という海沿いの街に行った。ここでも地名の付いた大聖堂が第一観光名所。観光客がウヨウヨ、主にアメリカ人、次いで韓国人、なぜか日本のツアー客には出遭わなかった。ランチはスパゲッティボンゴレ、私はこれが定番、塩気があって、食が進む。イタリアだから、スパとピザは毎日食べなければ。それとワイン&チーズ。さすが食の国、どこでも人々が食べている。

💛夜中の2時近くにやっとロンドンの家に帰る。冷凍してあったご飯でおじやを作って3人で食べて、長旅閉め。これだけのレポートも書くのは大変、あなたもメールをください。

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