日時:2024年12月15日(日)13:30~16:30
会場:西宮市立中央公民館 401集会室
参加:14名 (会員9名、一般5名)

 今年最後の行事となる「あけぼのハウス」でした。一般の方5名、初参加の会員さん2名と共に、参加者皆でお話を共有しました。
 まずは参加者一人ひとり自己紹介を兼ねて、自分の乳がんの経緯、治療法等を話して頂きました。

◇全摘手術後、抗がん剤治療も終わり再建の話を聞きたくて参加された方には人工乳房を作られた会員さんの話や、再建を希望していた会員さんは顧問医に伺っていたもともと胸のある人が行う美容的な手術と再建手術との違いを話されたりしました。

◇左胸全摘手術、右胸もステージ0のがんが見つかった方は、胸を残してがんに気持ちを持っていかれるのが嫌で全摘しましたと話されました。この方は看護師さんで、乳腺クリニックに転職が決まり、医療従事者としてだけでなく患者側の気持ちにも寄り添えて働けるのが楽しみです、とまっすぐ前を見て話されました。

◇20歳代の頃から乳がん検診を受けられていた方は、治療する病院を決めるのが難しかったと話され、決め手となったのはHPに載っていた優しいドクターの顔写真だったとおっしゃられました。(その写真のドクターは、わたしたちの顧問医でした)今のホルモン治療は我慢できるけれど地味にツライ、けれど薬を変える決め手も無くドクターも「変えましょう。」とはっきりおっしゃらない。患者さんの意思を大事にと言われ自分で決めるのは難しいと話されました。

 あっという間に時間が経ち、初めて参加された方が「ドクターや看護師さん以外に、多くの乳がん体験者と話しが出来て本当に来て良かったです。」と話してくださり、直接会って話せる「あけぼのハウス」は、これからも必要であると感じました。

(報告者:あけぼの兵庫副代表 高山美春)
(Email)akebonohyogo@gaea.ocn.ne.jp

【参加者からの感想】
〇乳がんになっても、働き続けられている方がいることがわかって良かったです。
〇聞きたい事が聞けました。様々な乳がん体験者の方のお話が聞けて良かったです。
〇再発をしても完全寛解された人がいらしたので、希望が持てました。

バナー広告

コム・クエスト

とどくすり

共同文化社