◆初めに実施ありき、いつの間にか「実施 or 中止」論議は消えて、一足飛びに「観客数」に及んでいる。専門家チームが科学的根拠を示しても聞く耳を持たない。国民がどれだけ反対しようと無意味なのだ。親には絶対服従、逆らえない子、日本政府。なら、最初からそう言えばいいのに、「安心・安全・人類の勝利」と呪文を繰り返して、ここまで来てしまった。主催地東京の知事さんは、にわかだんまり。そして、あの丸川さんて、飾り物的発言しかできない。だから、もう、考えるのはやめましょう。やるったらやるのだ。しかし、では一体全体、何のための専門家チームだったのだろう。まじめに検討して、バカを見た。
◆イギリスの友人キャロリンの息子がBBCの撮影チームでやってくる。7/7 に到着して、すぐに2週間の柔軟拘束、すなわち、外出はホテルと会場の往復だけで、食事はホテル内でという制限。開会式と閉会式の撮影を任されているので、全終了後にこっそり会えるかどうか、二人だけの秘密!子供の時から知っていて、私のことを好いてくれているので、私も会いたいし、おみやげも持たせたい。差し入れもしたいくらい。それにしても、無観客だとしたら、誰も見てないあのビッグフロアーで国旗掲げて入場行進をするのだろうか。
◆6/19 Juneteenth,(June Nineteenthを短くしている)、バイデン大統領が2021/6/19を連邦の祝日とする法案に署名し、今年から祝日となった。リンカーン大統領が奴隷解放宣言の後、奴隷制度完全廃止が告げられたのが1865/6/19だった。数えると156年前。昨年5月、ミネソタ州でジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害されて以来、Black Lives Matter運動が全米で起きたことを受け、警察の黒人に対する差別や暴力をなくす、黒人の命を守るため、この記念日制定に至った。アメリカは、やることが早い。
◆黒人解放と言えば、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の公民権運動を忘れてはならない。1964年にやっと人種差別を禁じる公民権法が制定された。それは奴隷制度の廃止から約100年後のこと、アメリカが抱える人種問題がいかに根深いかがわかる。キング牧師の「I HAVE A DREAM」の演説を、もう知っている人も、今日一緒に聴きましょう。実に荘厳、思わず手を合わせたくなる声とリズム。勿論内容も。世紀の名演説です。
◆梅雨、本格的。朝からビショビショ冷たい雨。こんな日はやるせない。猫を喜ばせたいので、ベランダに雀の餌を置く。これで2回、1階の住人からじかに苦情を受けている。糞とパンくずを洗濯物の上に落とすと言うのだ。やめればいいのに、懲りない私、時を置いてまた始めている。雀も要領よく食べてくれればいいのに3回目の苦情が怖い。朝の公園でも餌やりオバサンで知られている。雀はあの小さな頭脳で私を認識して、いつものコーナーに差し掛かると一斉に空を飛んで来て、私の目の前に着地する。Buongiorno!! ワット takakowatt@gmail.com
今日の一首:チュンチュンと子らは餌食むこの平穏 数がどうした今日の感染
これまでの今日の一首 2018年12月〜2019年12月
2020年
2021年