●当日の参加者は総勢51名、レストランの椅子が埋まりました。ここでもまた、主治医のはまおか先生が「あそこをいっぱいにするのは日野原先生と中村(清吾)先生だけ、あとは富樫さん」と言われたそうです。記録を塗り替え続けています。ついでに言いますが、病棟では今も「あの人は何者?」「あの人、芸能人?」と噂が絶えないそう。あら、知らなかったの、あの人はね、クイーンなのよ。

●まず、あけぼの会の支部長たちが駆け付けてくれ、遠くは札幌、帯広、南は兵庫、滋賀、三重、岐阜、愛知、静岡、長野、比較的近い群馬、埼玉、神奈川、の面々でした。他に香港からは会員の竹本さん、そして、企業からエスティローダー、GEヘルスケア、製薬関係各社、他は個人的に親しくしていた会員、あけぼのハウスで富樫さんにいつも会っていた常連会員、ご家族、聖路加病院のナース、腫瘍内科医の山内先生もお顔を出してくださいました。

●分野別の代表が、短くスピーチをしました。これが揃って名スピーチ!実にセンスのある内容で惚れ惚れしました。パーティはやはりスピーチですね、雰囲気が生まれる。何が素晴らしかったかと言うと、誰も涙を見せなかったこと。得てして、ああいう場では声を詰まらせたりするものですが、それが一切なかった。ただ楽しくて、終わるのがもったいないような2時間でした。みなが感動で、胸熱くしました。

●主賓は病気の経過を細かく話してくれました。経過を知らなかった人もいたので、今の状態に至った説明をしたのはよかったのですが、それでも、どうして?という気持ちでした。みんながそばに行って話をしたり、次々、一緒に記念撮影をしていました。

●印象的だったのは、息子さんのスピーチで「これからは母との日々、一日一日を大事にしていくこと、それしかないと考えています」と男らしくて立派でした。お母さんが入院前に家族に厳しい自分の病状について話をしたのか、話すほうも聞くほうもさぞ辛かったでしょう。

●会場でのご主人との写真、もう見ましたか。何と美しい笑顔でしょう。お衣装がよかったでしょ?写真でははっきり見えませんが、チカチカしているのはラメ、ピカピカと光っていたのですよ。(撮影:島崎亮子・あけぼの会事務局)

●この写真付きメッセージは事務局で大急ぎで作った「Thank you カード」です。最後に富樫さんが一人一人のお名前を読み上げて、手渡ししました。元気な時と同じく、いい声で、うれしそうに読みあげていました。お花の写真2葉とも撮影:山口さん(中外製薬)

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Thank you カード
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●ここからは本人の体調報告です。アップ&ダウンの日々。パーティ翌日は疲れて終日寝ていて、その翌日は夕方、私がいるときに激しく吐いて、それはもう大変そうでした。今日(4/26)の具合は比較的いいそうです。いつも朝方はいいのですが。夕べも夕食、全く手付けず、でした。肝臓が胃を圧迫していて食欲が出ないと言っていました。相変わらず、カルシウム値が下がらず、生理食塩水を1500cc点滴で入れて、なおかつ利尿剤もして、水も大量に飲んで、尿を出す努力をしています。昨日、輸血を進められたのですが、少々抵抗ありで、決めかねていました。(私のイギリス行きは5月9日に再延期しました)

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