●みなさん、鳥取(米子)行ってきました。ホカロン貼っていったのですが、思ったより寒くなかった。蟹解禁の三日前だったそうで、お膳に蟹の足は乗ってなかった、ム、ム、ム、ム。皆生温泉に泊まりました。メニューは今や全国どこへ行っても同じパターンですね。でも地元のプロが本場安来節を、支部の有志がドジョウ掬いを披露して歓迎してくれました。ただ講演会は創立20周年記念大会とうたった割にはマスコミの取材も入らず、参加者も少なくて、期待外れ。乳がんの講演会に人を呼ぶのが非常に難しくなっている。
●乳がんに対する世間の関心が薄れてきている、罹患率も死亡率も依然、増加の一途であるはずなのに。何故だろう?過去20年くらい、集中的に乳がんが騒がれてきた付けではないか?人々は乳がんに飽きてきているのだ。乳がん患者もいっぱいいるはずなのに、あけぼの会に入会する人も激減している。時代はどこへ流れて行っているのか、患者会の出番もなくなっているのか、私たちはただ、患者が速やかに社会復帰するサポートができるように、また乳がんを手遅れにする人がいないようにと祈って活動をしているだけなのに。
●鳥取支部も20周年と言えど、会員は30人しかいない。県内に乳がん患者が30人しかいないはずがないのに、地方の患者のニーズは何なのだろう、地方支部は考えてみる必要がある。ただ、あけぼの会の会員はどこへ行っても、明るくて、賢くて、話し上手で、やり手のおばさんが多い。人間はどこに住んでいるか、ではなく、どう生きているか、なのだ。私は東京に住んで長いが、地方に行くと、とても羨ましい。山があり海があり、空気がやさしく、採れたての魚や野菜が毎日食べられる。田舎に引っ越すのも一案かもしれない。
●次回、このコラムで、さかのぼって「高野山報告」を書くつもりだが、関空行きと米子鬼太郎空港行きの共通項はゲートが69番と68番で、羽田空港の一番端っこだったこと、400メートルも歩かないと辿り着かない。歩きには日ごろから自信があると思っていたが、長距離を全速力で歩くのは老齢の私にはかなり堪えることが分かった。2度とも山登りしたみたいに足の筋肉が痛くなって、2,3日は続いた。実は、途中に簡易運搬車が止まっていたので、乗せてくれ、と頼んだら、身障者でないと、と断られ、とても恥ずかしかった。
●さて、あけぼの会のホームページが一新されたのにお気づきですよね、その時、全面改装で会長の月ごとの巻頭言をなくしたのです。会長の独り言が1か月もあそこに居座っているのはどうかと、再検討した結果です。代わりに誰でも書けるコーナーと写真をトップに持ってきて、原則、1週間おきに替わる。最新お知らせ、報告があそこに来ます。詳しく、みなさんに説明しなかったので、いまだに私の巻頭言を待ってくれている人が数人いました。説明不足を謝ります。何でも新しくして前進、これが会のモットーでしょ。
●しかし、9、10、11月と動き過ぎでホトホト疲れて。今週末、11日(日)は沖縄行き、またゲートが端っこか、それだけが恐怖。「会長さん、杖を持って行けば、あれに乗せてもらえるのでは」と誰かが入れ知恵してくれましたが、そこまでして乗るか、とやせ我慢。沖縄が終われば今年の回遊はおしまい、みなさん、最後のお勤めに声援を送ってください。