日時 6月2日(木)
会場:滋賀県健康づくり財団

午前中「乳がんになって3年以内限定の集い」、初めての方3名とスタッフ3名、6名が集いました。
 乳がんと診断されて日が浅く、医師との関係や治療法の選び方、副作用との付き合い方、そしてメンタルの整え方など、日ごろ気にしたり悩んでいたりすることを話され、参加者は自分の体験を話し、経験を踏まえてアドバイスしました。化学療法(抗がん剤)をするかしないか判断材料としてCurebest95GC Brest検査をされた方もおられ、検査、治療に対する情報収集の必要性なども話し合いました。 化学療法をするかしないかの決断、治療の選択は難しいものですが、自身が納得した上で選択をすることが大切だということを皆で確認しました。

午後は通常の「あけぼのハウス」を開催し、再発治療中の方のひまわりサロンとそれ以外の方のグループに分かれました。
 「再発治療中の方のひまわりサロン」(参加者3名)では、今受けている治療や主治医との関係、例えば”医師から積極的な治療を勧められた場合、受けるか否かの判断が難しい” ”治療法について迷った時の冷静な判断の根拠は何か? ” ”セカンドオピニオンを活用することの大切さ”等多岐に亘って話しました。
 「それ以外の方のグループ」(参加者6名)では、○術後の胸の補整下着について。○術後10年後のフォローをどうするか?市町村のがん検診も受けられないが、どこで検査を受ければよいのか?という話が出て、健康づくり財団職員(保健師)さんから、「自治体にもよるが、10年経過、或いは経過観察が終了している方も検診が受けられる場合があるので確認すると良い。」という朗報が得られました。 その他〇3月の「あけぼのハウス」に参加して、がん患者を診てくれる在宅緩和ケア診療所が自宅近くにあることがわかり、自分の家族をその診療所に繋ぐことができ、今では在宅で痛みもなく安心して暮らせており、有難いことですと話されるなど、和やかな雰囲気の中終わりました。

 「乳がん」だと言われ、まだ気持ちも落ち着いていない早期の頃、「再発です」と言われ、長く再発治療と向き合っている頃、経過観察が順調な頃、と今回初めての状況別の集いは、より深く参加者同士がつながることができたように感じました。

                          報告 菊井(代表) kikui@crux.ocn.ne.jp