日時:11月15日(木)13:00~15:30
会場:済生会滋賀県病院なでしこホール
参加:23名(会員15名、一般8名)

京都府立医科大学内分泌・乳腺外科学教授の田口哲也先生に「最新の乳がん治療2018」と題してご講演頂き、その後、川村先生にも参加者からの質問に答えて頂きました。その後の患者同士の集い<あけぼのハウス>では、初めて参加された方の話を中心に日頃の思いを語り合いました。

講演の内容は転移再発乳がんのアルゴリズムの説明から、進行再発乳がんの治療選択に必要な検討事項。また進行再発乳がんの(ホルモン剤かどうかの)治療選択で考えるべきこととして、効果発現までの猶予期間というお話、2019年期待の新薬、遺伝性乳がん等でした。これから登場するたくさんの新薬の紹介は希望へとつながりました。

不安や疑問に思っていることを主治医に伝えられない、聞けない患者さんがまだまだ沢山いるのが現状です。そんな中で、乳がん治療の専門医のご講演と、質問に答えて頂ける機会は有意義な時間になったのではないでしょうか。

次回は1月9日(水) 大津赤十字病院の大江秀明先生をお招きして講演と患者の集い<あけぼのハウス>を開催します。どなたでも参加できますので、お待ちしています。

当日参加者からの質問:
・ホルモン治療薬を飲み始めて骨密度が低下し、注射を半年に一度受けています。骨折を予防する方法を教えてください
・ホルモン療法は何年続けるべきなのか
・術後一年半で骨転移が判明。フェソロデックスとランマークを使用していた。半年後骨転移が憎悪していたため、今の薬に追加してイブランスまたはTS-1をすすめられているが、現在副作用の強い治療をする気になれない。どのような選択肢が考えられるでしょうか?
・多発性骨髄腫は乳癌の抗癌剤治療による二次癌では?と考えるのですがその可能性はありますか?
・サブタイプについて説明してほしい
・ゾラテックスを五年続けることについてどう思うか?
・閉経前患者のホルモン療法の最新の傾向を教えてほしい

報告:菊井津多子代表  kikui@crux.ocn.ne.jp

11月15日 講演会&あけぼのハウス11月15日 講演会&あけぼのハウス

「12月のあけぼのハウス」参加者14名(会員外2名)「12月のあけぼのハウス」参加者14名(会員外2名)