2013年4月28日(日)あけぼのハウス「あけぼの乳がん基礎講座Ⅱ」が開かれました。連休中にもかかわらず、ペットの勉強をしたいと30名近くの方が参加されました。講師は静岡県立総合病院・PETセンター長:福地一樹先生でした。

私も術後6年目、一度もPET検査を受けた事がないので興味津々で参加しました。

乳がんはPET検査では見つけにくいと聞いていて、それが間違った先入観ではないかと思ったのです。

福地先生はお若くて(50歳)、シティボーイのような洗練された雰囲気で、とても恰好よくてビックリ。先生はワット会長を「隆子さん、隆子さん」と呼んで、これは初めてのことだったので、みんな少しビックリ。

講演は「PET(/CT)」とは?という基礎からスタート、CT検査との違い、PET/CT併合検査、PETのメカニズム、画像診断、そして私達に直接関係があるPET検査の受け方、検査の時間、費用、注意点など、特にPETの有効な利用法などを、とても丁寧に、しかも、あけぼの会に事前に寄せられていたPETに関する疑問質問に答える形でお話を進めていただきました。

途中で、先生が山下達郎の熱狂的フアンであることを自己紹介して、追っかけの話や中野サンプラザで一緒の写真に納まっている珍しい写真も披露されて、みんな大喜び、とてもなごみました。

印象的だったお話のポイント

1一般的にはPETでがんの早期診断(特に胃癌)は画像分解能力があまりないので有効ではない。

2 乳がんに限らず、肺、リンパ腫、頭頚部、大腸癌などに有効。

3 乳がんの再発、転移診断(肝臓、リンパ節転移など)にはPETがとても有効で、全身検査なので他のがん発見(1.2%)のメリットもある。 

4 乳がんの術前療法の効果判定に活用される。

参加者からPETの放射線被曝について質問がありました。検査で受ける放射線量は一回に2.2~3.5ミリシーベルト、これは2時間で体内で半減されるので心配は要らない、と言われました。

すでにPET検査を経験された方も含め30名ほどの参加者でしたが、最後に会長から〈あけぼのハウス〉のイベントを友達と知り合うきっかけにして欲しいというお話があり、はじめてお友達とアドレス交換した時を思い出していました

報告:東京会員:前田