日時:10月1日(日)13:00~15:30
会場:カルタスホール(北浦和ターミナルビル 第1~2会議室)
講師:二宮 淳先生 (医療法人移山会 二宮病院 院長)
参加:27名(会員 22名、一般 5名)
10月に入りやっと涼しくなり、今回4年ぶりに講演会・相談会を開催いたしました。
待ちに待って参加の皆さんからは、それぞれの思いが伝わってきました。
大久保代表の挨拶の後、あけぼの埼玉の顧問医、二宮病院 院長 二宮 淳先生にご講演いただきました。
ホルモン陽性乳がんの治療は、手術、化学療法、ホルモン療法が主体ですが、オンコタイプDX(遺伝子検査)が2023年9月より保険適用になり、より身近に抗がん剤治療の必要性の判断基準となり、利用しやすくなります。またホルモン受容体陽性HER2陰性乳がんに対して術後補助療法として、S-1を併用することで再発抑制効果高まり(POTENT試験)、ホルモン受容体陽性HER2陰性リンパ節転移陽性の乳がんには、アベマシクリブを併用することで再発抑制効果が高まります。(MonarchE試験)
リンパ節転移の数やオンコタイプDXの結果によりどのような治療が有効なのか例を挙げてお話があり、大変分かりやすく乳がんの治療の幅の広がりを実感できました。
先生の講演の後は、休憩時間を挟みリフレッシュタイム。スタッフの坪田さん主導で、椅子に座ったままの簡単な体操をしました。和やかな雰囲気に包まれました。
その後、1時間に渡り相談会を行いました。相談会では、参加者の皆さんから30問ほどの質問をいただきました。二宮先生は、丁寧に患者目線に立ってお答えくださいました。皆さんの今まで胸に抱えていた悩みが、一気に解消された事が何よりうれしかったです。
やはり対面での講演会は、とても有意義で貴重な時間でした。
報告:あけぼの埼玉 副代表 岩田裕子
akebonosaitama.net@gmail.com
【参加者からの感想】
・ホルモン療法に的を絞っての講演会・相談会はとても良かったです。人数的にも丁度良く質問にしっかり答えて頂ける時間もあり良かったと思います。先生一つ一つの質問に丁寧に答えて下さりありがとうございました。
・二宮先生のお話は現在の実情治療方針など分かり勉強になりました。一人一人症状立場など異なりますが、あけぼの会に集まり、心配事を話し合い、次の一歩が進めると思います。参加人数、会員数が少なくなっていますが、何とかして次の世代に繋げていけたらと思います。二宮先生が、とても丁寧に質問に答えて頂きましてありがとうございました。
・改めて知ったことも多く、参加させて頂いてありがとうございました。不安に感じていた事も、皆さんの質問で同じ悩みを持っていた方もあり、気持ちが楽になりました。
・有意義な講演会・相談会でした。特に相談会で、直に二宮先生に質問出来て説明を受けられて良かったです。参加者の経験談を聞けたのも参考になりました。