【あけぼの愛知】講演会 報告:金岡益代(愛知代表)
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日時:2023年6月18日(日) 14:00~16:30
会場:愛知県産業労働センターウインクあいち 会議室1103
参加:44名(会員20名、一般24名、新規入会6名)
テーマ:「「ここまで変わった乳がん治療~25年の進歩と今~」
講師: 愛知県がんセンター副院長・乳腺科部長 岩田広治先生。
▼本題に入る前に、25年前のサッカーワールドカップの話題やコンピューターのOSの話題(25年前はWindows98が発売された)など、身近な例を出してくださり、ご講演への期待感はますます深まりました。
▼私も初発当時(2007年)は、術中センチネルリンパ節生検が保険適用になったば かりという状況でした。様々な症例と年齢層を設定した上で、同じ条件の患者さんに対して25年前に標準治療とされた治療と最新の標準治療を比較して説明して
いただきました。そしてそのように進歩したことの根拠(エビデンス)についてもグラフ等の資料を提示しながら分かりやすく解説してくださり、ふむふむと納得しながらお話しを聞くことができました。日進月歩でより良いものへと充実していく治療に、乳がんの診断を受けてもむやみに不安を感じることなく、希望をもって治療に臨むことが出来るに違いないと感じました。(副代表・松尾いづみ)
【参加者からの感想】(抜粋)
・先生の最先端の治療法のご説明は大変興味深く、今後の治療法の進歩に希望が持てた。質疑応答にもわかりやすく明確で大変参考になりました。
・乳がん治療が日進月歩であること、希望が持てた。自分の参加した臨床試験初発から転移していたが、手術しても予後か変わらないことがわかった。ASCOシカゴの笑顔が印象的、素敵で自分も行きたくなった。多くのことを学ぶことができました。
・前に聞いた金岡代表の「治療、薬は毎日進歩しています。今日を生きていれば明日には新しい治療が出ることを信じて」ということばを裏付ける先生の講演でした。
・長時間でしたが、とてもわかりやすかったので眠くなることもなく(笑い)しっかり聞かせていただきました。“再発”を恐れていますが、希望のあるお話もあって安心しました。「元気なうちに、(直ぐ薬に頼らずに)やりたい事をやる」を忘れないようにしたいと思いました。
・この25年で治療法はどんどん変わっているのだということや、先生方がより患者に負担が少なくなるように考えていただいていることがよくわかりました。今後もこのような情報を入手しながらよりよい選択をしていきたい。