ワットさんのお話に聞き入ってますワットさんのお話に、みなさん真剣に聞き入ってます日時:3月28日(日)14:00〜16:00
会場:カルタスホール(北浦和ターミナルビル)第2会議室
参加:会員11名、ワット名誉会長

 コロナ感染拡大が収束せず昨年1月の新年会以来、交流会が開催できなかったため、14カ月ぶりの交流会となりました。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、感染者数が増えており、感染に十分気をつけながらの開催となりました。密を避けるため、午前中に相談会、午後に交流会と人数を分散して開催する予定でしたが、思ったより人が集まらず、午後のみの開催となりました。入口で、受付時に手指消毒と検温をしてもらい、マスク着用の上、間引きした席を2グループ作り、着席してもらいました。 ワット名誉会長(以下ワットさん)と現在ご家族の都合で埼玉にほぼ居住されている三重前代表の小野さんが参加してくださいました。    

 新入会の会員の方が2人参加されていたので、皆が自己紹介した後、ワットさんが、あけぼの会を立ち上げた経緯をお話してくださいました。医療従事者に相談しても解決できない悩みを、同じ体験をした患者同志でサポートし合うのが目的であり、会員は医療行為に関する相談を受けず、あくまでも体験者として患者の話を聞いている。時にはそれが長時間に及ぶ電話相談になることもあるが、相談者が納得するまで耳を傾けている。会には、すでに治療を終えている人達もいるが、お友達感覚の集まりにならず、新しい患者さんの目線で話を聞くことができている。それが患者会として重要で、このあけぼの会の良いところ。この機会に色々話をして前向きな気持ちになって帰って欲しいとお話されました。    
 
 次に持田代表より、聖路加国際病院の山内英子先生の講演で聞いた情報を確認するポイントとして「いなかもち」というキーワードを教えていただきました。 い→いつの情報、な→何のために、か→書いた人は、も→もとネタは何?、ち→違う情報と比べた? ということだそうです。また、【あけぼの東京】乳がん相談室・Q&Aコーナーで丁寧な回答をいただいているがん研有明病院の高野利実先生が執筆された『がんとともに、自分らしく生きる』を紹介していただきました。  

 休憩を挟んで、2グループに分かれて話し合いをしました。  
 Aグループでは、新入会員お2人のお話を聞き、みんなで話し合いました。 Mさんは、一通りの治療を終え、経過観察中。検査の間隔が空くことに不安になり、再発の不安を主治医に話したところ、再発は早く発見したところで、予後は変わらないとあまり話を聞いてもらえなかったとのことでした。再発は早期発見できた方が早く治療に入れるし、奏効率も高いのではという考えを私たち患者側は皆持っています。それでも医療従事者の間ではそういう考えがスタンダードであるなら、質問の内容を整理して、根拠のある情報を元に話をすることが重要であることを話しました。もう1人のIさんは、家庭生活でストレスが溜まることが多く、ストレスが再発を誘発すると言われているので、不安でいるとお話しされました。これに対して、ストレスを溜めないように我慢することがかえってストレスになるのではないかということや、医療従事者はストレスが再発と直結しているとは言えないという意見もあるということなどをお話ししました。    
 
 Bグループは、現在治療中の会員はいなかったため、あけぼの会のホームページ【あけぼの東京】乳がん相談室・Q&Aコーナーでも取り上げられたコロナワクチンのことが話題になりました。
また、遺伝子検査も話題になりました。娘さんがいる人は遺伝子検査や検診を受けさせた方がいいと、自らも娘さんに検診を受けさせている持田代表からお話がありました。    

 終了時には、皆明るい顔になり、新入会のお2人も、参加してよかったです、また参加させてくださいと笑顔になってお帰りになりました。コロナ禍での思い切った開催でしたが、久しぶりの対面で、絆を感じる和やかな会となりました。無事に開催できてよかったです。   

報告 【あけぼの埼玉】 副代表 大久保 真弓 akebonosaitama.net@gmail.com

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