1694618224890東濃地区がん教育の授業研修会
岐阜県立中津高等学校(がんという病気から命の大切さを学ぶ)

日時:9月12日(火)15:20~16:10 

場所:岐阜県立中津高等学校 (中津川市中津川1088-2)

参加:会場 640人:全校生徒600人、一般、教育関係者、医療従事者、がん経験者、あけぼの岐阜会員40名を含む

あけぼの岐阜代表 橋渡智美 Email : akebonogifu_net@yahoo.co.jp

趣旨:外部講師を活用したがん教育の授業を参観することを通して、学校におけるがん教育充実と普及・啓発を図ることを目的に実施する。

主催:岐阜県立教育委員会・東濃教育事務所・岐阜県立中津高等学校

対象:保健主事・養護教諭・保健体育科教諭・市町村教育委員会関係者・医師・がん経験者・がん支援団体 等
   希望者

協力:外部講師【がん専門医】岐阜大学医学部附属病院 小関 道夫氏
        【がん経験者】あけぼの岐阜 橋渡 智美氏

授業内容:生徒たちは、保健体育でこれまでに、がんの種類や原因及び治療方法を理解するとともに、患者や周囲の人々の生活の質を保つことや緩和ケアが重要であることについて学んできた。
     本時は、その発展的な学習として、がん専門医及びがん経験者からの講話を通して、「がんについての理解を深めること」や「健康と命の大切さについて主体的に考えること」を目的としている

 外部講師として、私自身が40代で乳がんを発症した時に、当時小学生だった娘にどう伝えるべきかで悩んだことや家族に支えられて闘病生活を乗り越えた実体験を回顧。「今は患者会を設立し、がんで苦しむ仲間のために活動している。そして、現在は元気に働き、何処にでも行き、皆さんの前でこうしてお話しができることを嬉しく思う。何気ない日常の生活を過ごせる、当たり前の幸せに家族、友人、患者会の仲間の皆さんに感謝している。事を話しました。

【参加者からの感想】
 ①中津川市で初めてのがん教育授業が行われました。中津高校において、全校生徒600人と教育関係者、県議、市議、PTA等々大勢の見学者が体育館に集まりました。
 岐阜の小関先生と橋渡さんが、今までの中学生のためにスライド・内容も高校生向け再検討され、息の合ったお話しを展開されました。
 小関先生は父親を医学生の時にがんで亡くされた経験を、橋渡さんは娘さんに告知すること悩んだことなどをどう思うか皆に問いかけていました。
 生徒さんは、しっかりと聞いていて、熱心にメモを取る生徒さんも見えました。
 最後の質問の時間には、生徒さんから「家族にがんを告知されたらどう対応したらいいですか?」
と質問が出ました。橋渡さんは「とにかく関心を持って、本人に寄り添ってあげてほしい」答えられました。

②生徒さんから「家族にがんを告知されたらどう対応したらいいですか?」質問されたら自分はどう答えようかと考えさせられたこと。
 がんで学ぶ いのちの大切さを伝えることが本当に出来るようにするために、まだまだ学ばねばと思いました。