日時:2019年12月5日(木)13:00~15:00 
会場:淡海かいつぶりセンター(大津市)
参加:会員16名  重ねた手に希望をのせて♡<br>--ひまわりの仲間たち--重ねた手に希望をのせて♡
–ひまわりの仲間たち–

 ようやく冬を感じるようになってきた12月5日、淡海かいつぶりセンターにて【あけぼのハウス】を開催しました。参加者全員が会員だったこともあり、リラックスした雰囲気の中でスタートしました。
 さまざまなことが話題に上りましたが、今回多かったのは薬についての話でした。 気になっている副作用や、副作用軽減のための方法など、乳がんになってから日が浅い人も長く治療を続けている人も共通して頭を悩ませていることについて、体験談などをもとに、次々と意見が出てきました。また、ホルモン療法によるホットフラッシュなどの副作用に対して処方されることがある漢方薬も、人によって合う合わない場合があること。また、以前あけぼの会が記者会見を開き、重要性を訴えたヒルドイドについて、肌の保湿効果のこと等も話が出て、参加者みんなで興味深く聞き、さまざまな情報や思いを共有しました。

 後半は、再発転移ステージ4の方の<ひまわりサロン>とそれ以外の方に分かれて話をしました。 <ひまわりサロン>では今回は皆動物好きな参加者で、治療後体調がすぐれない時、傍にそっといてくれる猫に癒されている。猫のぬくもりが心まで温めてくれるなど日ごろの生活。姑との思い出話、嫁として過ごしてきた日々の苦労等、時間がきても話が尽きず、“今日は思いっきり話して心がすっきりしたね。”また来年も”と、最後に手を握って来年も元気でいることを誓い解散しました。
 もう片方のグループでは、ホルモン療法の影響で子宮体がんが気になるが、症状がないため通っている総合病院の婦人科では検査を断られたという話があった一方で、乳がんをきっかけに、個人クリニックから総合病院の婦人科に変わったという参加者もいて、乳がんだけでなく、二次がんへの不安についての話も出ました。また、放射線治療の回数も25回程度の照射が一般的だったのが、最近は照射回数が少ない場合も出てきているという話もあり、抗がん剤や分子標的薬のような薬物療法の進歩以外にも、乳がん治療の現場は常に変化していっているのだということを改めて感じました。

 日常の不安、最新の治療の話など、患者同士でさまざまな話をし、多くのことを共有できる2時間となりました。参加者の方から「行きたい所に行ったり、したいことがあったりしたらなんでもやるようにしている。今すごく楽しく過ごしている。」という素敵なお話も飛び出し、「来年もたくさん笑って過ごしましょう!」とみんなで言い合って、今年最後の「あけぼのハウス」を締めくくりました。  
【報告・写真撮影】渋谷幸子(会員)
来年も笑顔で過ごせますように・・・来年も笑顔で過ごせますように・・・