日 時:2026年8月30日(日) 13:30~15:30
会 場:オンライン(Zoom)+ウィリング横浜(上映会)
参加者: 45名(会員 32名、一般 13名)

【講演会報告】
がん患者さんの「気持ちのつらさ」と「意思決定支援」について 今回、がん・感染症センター都立駒込病院 精神腫瘍科部長の秋月伸哉先生をお招きし、講演会を開催いたしました。
講演では、治療中の「気持ちとの向き合い方」や「治療に迷ったときの考え方」について丁寧にお話いただき、現在治療中の方はもちろん、ピアサポーターとして活動するスタッフにとっても非常に学びの多い時間となりました。

1.サイコオンコロジー(精神腫瘍学)とは
サイコオンコロジーは、心理学(Psychology)と腫瘍学(Oncology)を組み合わせた専門分野です。がん患者さんやご家族が直面する心理的・感情的・社会的な問題に対し、治療中の心のケアや情報提供を通じて寄り添う役目を担っています。

2.気持ちのつらさへの対処と情報収集
がん診断後のつらさは時間の経過とともに回復することが多いものの、約5人に1人は適切なケアが必要な状態になると説明がありました。対処法として、まず自分の現在の状況を正しく知ることが重要であり、「正確で自分に当てはまる情報」を集めることが大切です。その上で、信頼できる人や医療スタッフ、同じ立場である患者同士で話すことが心の負担軽減につながります。 先生の「常に前向きである必要はありません。前向きにならなくても治療効果は変わりません」という言葉は、不安な日々を過ごす参加者の心を軽やかにし、大きな安心感を与えてくださいました。

3.意思決定支援と専門外来の活用
治療の選択に悩む患者さんが、自分らしい選択ができるようサポートする「自己決定支援」の重要性が共有されました。都立駒込病院には健康保険で受診できる「意思決定支援外来」や専門外来があり、不安や悩みを抱えた際の心強い選択肢となることが紹介されました。

4.質問会まとめ
後半の質問会では、参加者からの個人的で難しい質問に対しても、秋月先生が温かい言葉で一つ一つ丁寧に答えてくださり、患者さんへの深い愛情と優しさが伝わる温かな時間となりました。

普段接する機会の少ない精神腫瘍科のドクターから直接貴重なお話を伺えたことで、参加者一同、前向きな気持ちと安心感を得ることが出来ました。
【報告:あけぼの神奈川運営スタッフ  前田かおる】akebonokanagawa@gmail.com

【参加者からの感想】
🩷 サイコオンコロジーや精神腫瘍科の存在を知り、治療中の心のケアや意思決定のサポートが身近にあると感じて心が軽くなりました。
🩷 意思決定支援外来があることを知り、また意思決定ガイドのツールがあることやサイコオンコロジー学会についても教えていただき有意義な講演会でした。
🩷 質の高い情報を選ぶことや、一人で抱え込まずに周囲や専門外来に相談する大切さを学べたので、今後の選択に活かしていきたいです。 ほかにも、とても多くの方から参加して良かったという感想が寄せられました。

バナー広告

ヌーブラジャパン

乳がん治療.jp

コム・クエスト

共同文化社

とどくすり

ナチュラルブレスト