令和2年、幕開けして早や1週間が消えてしまった。まさに、あっと言う間。このスピードで1年が過ぎていくのですよ、みなさん、焦りましょう。私は一人正月でさみしいものでした。息子はロンドンから帰って来たのですが、暮れからべトナム&カンボジアに行って明日帰国の予定。娘たちは孫が来年大学受験なので、用があり、来れなかった。なら、何をしようか、目を瞑って考えて、そうだ、本だ、本を読もう、と決めた。
引っ張り出してきたのがロシア小説、プーシキン。みなさん、付いて来れますか?? 40年以上前にニューヨークの古本屋で買った本、ページはセピア色、文字も細かい1冊の本、中の「Captain’s Daughter 」(大尉の娘)という小説が好きだったので、読み始めて、読了。和訳本も出ています。中編という、長くもなく短くもなく、丁度いい長さ。
「1836年に発表」、気が遠くなるように大昔に書かれたんですね。それが184年後(引き算した)の今読んでも実に面白い、この不思議!筋の運びが巧み。やっぱり小説は筋の運びですね。他にも「スペードの女王」が好き。今夜から読みたい。あとドストエフスキーの「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」も好きなので、今年はロシア小説読み直しの年にしよう。暗くて重いストーリー、登場人物の名前が長すぎて、誰が誰だか覚えられない。でも好きだなんて、私ってどんな性格なのか。
さて、昨日ある人に会って、【あけぼの会】と今どきの患者の話をしました。以前のように悩みとか相談が少なくなっている感じがする、と私が言うと、「今どきの患者さんの情報の得かたが違ってきているんじゃないか、患者会に相談するよりもネットとかラインとか、それに医師が直接ネット上で質問に答えたりしている。時代の流れがそうなっている・・・」という明快な答え。そうなんだ、と一瞬で納得してしまった。患者会の一つの役割は終わったということみたいね。チトさみしい。しかし、何ごとも時代に即応していくだけの許容と適応性がなければならない。ここはみなで知恵を出し合って、新しい年に何を切り替えるのか、答えを見つけなければなるまいぞ。
―――こんなこと言っていますが、私は今、大変な宿題をかかえて孤軍奮闘中。昨年、兵庫大会で40分も喋りまくったテープ起こしが完了、私が一言一言チェックしなければならない局面になっている。自分の喋りなど見たくもないのにね。でも人に代わってもらえない。イヤイヤながらやってまーす。(兵庫のみなさん、待っててね) ワット takakowatt@gmail.com
今日の一首:主導権 がんごときには譲るまい 手綱離さずおのれを生きる
これまでの今日の一首 2018年12月〜2019年4月
2019年5月〜2019年12月
今日のイタリア語:おやすみです。
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