講 師:黒木 祥司 先生(黒木クリニック院長、あけぼの福岡顧問医)
日 時:R7年1月13日(月・祝)
会 場:ふくふくプラザ(福岡市市民福祉プラザ)601研修室
参 加:27名(会員26名、一般1名)
【内容】
令和7年最初の集まりは、黒木祥司先生による新春医療相談会を開催しました。先生に直接ご相談できる貴重な機会とあって、術前化学療法中の方から再発治療中の方まで、たくさんの参加がありました。
最初はスライドで薬物療法についてお勉強。昨年7月の医療講演会のスライドをもとに、トリプルネガティブの新しい治療薬サシツズマブ ゴビテカン(トロデルビ、2024年11月保険適応)などを追加してお話しいただきました。お薬のお話は何度お聞きしてもためになります。初めての方はもちろんですが、講演会に参加された方にも復習になってとても良かったと好評でした。
その後、休憩を兼ねたストレッチタイムをはさんで、事前に書いていただいた相談内容を先生にお尋ねしました。やはり副作用についての悩みや治療薬選択の相談が多かったです。
副作用はいつまで続くのか?薬を変えたほうがいいのか?投薬終了後も続いている症状は副作用なのか年齢によるものなのか?など、副作用についての悩みは尽きません。
最近はジェネリック医薬品を使わないと追加の費用負担がありますが、ジェネリックにもいくつか種類があって、有効成分は同じでも添加剤や製造工程の違いで副作用が異なることがあるそうです。副作用が少ないジェネリックは効いていないかも?というお話に、どこの製薬会社のお薬を使っているのかお薬情報をしっかり読んでおくことも大切だと思いました。
限られた時間でしたが、黒木先生にわかり易くお答えいただいて、みなさん少し笑顔になって帰られたようでした。
【参加者からの感想】
・質問を書いて読み上げる方法はとても分かり易くて良かったです。
・再発しても治療に関しては安心ですが、年金暮らしで高額と副作用などを考えると難しい選択です。
・先生のお話し、とても分かり易く勉強になりました。お伺いしたいことが説明の中にありました。ホルモン剤を10年間飲む予定ですが、その効果、副作用について良く分かりました。
報告 あけぼの福岡代表 小西洋子 akebonofk@gmail.com