●日本のみなさん、平成最後の大晦日、大掃除、大料理、終えて、あとは除夜の鐘を待つばかりでしょうか?大雪で帰省客が思うように目的地に着かないそうで、お気の毒です。1年1回の里帰りの人、帰心矢の如し、でしょう。行く人、待つ人、家族はいいですね。我が家も息子はロンドンから、娘と孫は広島から帰って、全員集合、大にぎやか。ですが、家主の私は行き場を失って、おろおろしています。主人がもし生きておれば、どんなによかったか、子供達も父親の遺影を見て、想像し、偲んでいる。
●激動の2018年!あけぼの会が40年の幕を一旦閉じた、会長さん勇退、そして、新システムに移行。一つの雄大なドラマの終わり。思えば、【あけぼの会】は患者会というドラマで始まり、ドラマで終わった。筋書きのないドラマだったが、笑いあり、無限のうれしい出逢いがあり、悲しい別れも多々あった。女が書いて、女が演じて、観客も女、どっぷり女の世界、何があってもおかしくなかった。しかし、つつがなく、ただひたむきに美しく輝いた、中身の濃いドラマだった。他に誰も真似できない、監督がよかったんだわ。
●「よきリーダー」のJudge(裁定)は、後継者を残すか否か、と言われたことがある。私がよかったかは、ともかく、【あけぼの会】にはよき後継者がいて、サポートする陣営もある。女のやることでもしっかりしていると誰かに褒めてもらいたい。その昔、「朝日」の記者に「ワットさん、女の人が始める会は、途中で内部紛争が起きて、何が当初の目的だったか、わからなくなるのが常」と言われた。そのとき、絶対そんな風にはさせない、見ていてよ、と密かに決意。ですから、空中分解しなかったですよね。これからもしない。
●さて、家族で箱根旅行してきました。25、6日、平日なのに、まあ、人が結構多くて驚いてしまった。外国人もかなりいて、バスに乗るとき、2人の男性が何か喋っていて、あれ、ひょっとして?そこで、すぐに聞く。「あなた達はイタリア語を喋っている?」「Si, イエス」「私、イタリア語習っているのよ」「難しいでしょ?」「Si、大変むずかしい・・・」ここでもう詰ってしまった。でも、なまの先生、いい刺激。ペラペラ喋れるようになりたい――オリンピックまでに?どなたかイタリア語学んでいる人、一緒に勉強しませんか?
●それでは、今年最後のメッセージ、
「みなさん、よいお年をお迎えください。来る年もよろしく!(私にときどきメールをください)」
今日の短歌: 朝に開け夕には閉めるカーテンが余命の一日(ひとひ)を平気で奪う
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