●昨日は【あけぼの神奈川】の新年会に招待されて行ってきました(写真→)。横浜は渋谷から特急に乗れば、27分で着いてしまう。近いのに驚いて、これからもっと頻繁に横浜へ行こうと決めた。駅ビルに「オバサン向けファッション」の店もあって、実は買いたいのもあった――。引退後の初仕事でした。仕事?そう、一応、スピーチしましたからね。おかげさまで、生き返りました。魚が水を得たように。牧野さん、神奈川のみなさん、ありがとう。お味よし中華ランチとビンゴゲーム。写真でわかるように、みな明朗、生き生き、頭よくて気持ちがいい。代表の牧野さんが飄々として、なんか不思議な引力がある。
●【あけぼの会】40年の会長魂(たましい)を話しした。患者会のリーダーとして、大事にしていたもの、一言で「プライド」だったこと。私はみなのためによいと思ったことに全力尽くしたけれど、自己犠牲はしなかった。いつも自分を見失うことはなかった。会員もそんな私だったから認めてくれていたのではないか。会費をいただいて、それで運営をしていたのだけれど、いただいた分はお返しする、これを原則にしていた。お返しする体力がないと判断したときは会費はもらわない、そんな年が40年の間に2回あった。
●会費の徴収を休む会なんて、余り聞いたことがない。お金をいただくと当然そのお返しをしなければならない、この気持ちの負担が重過ぎるから、もらわないで、休ませてほしかった。昨日の会場で「長い間に休みたい、やめたいと思ったことはなかったですか」というやさしい質問があった。「何度もあったのよ、だから、休んだ年もあった。やめたい?それも何度もあったのよ、現に、やめるやめる、が口癖になったときもあって、頻繁だったので、いつもそう言ってるじゃない、と相手にされなくなったくらいなのよ」
●「でもね、やめること、出来たと思う?出来ないでしょ、次々と新しい人が入会してくる、そういう人たちは何かを求めている、その求めに応えなければ、と思ったのよね」まあ、代わりの人を見つければよかったのかもしれない、でも見つからなかった。会が大きくなったから、余計難しくなった。いっときは会員数4,500、すごい数、ウソじゃないホントの話。全盛期、会長さん、よくやりましたね。自分でほめてあげよう。NPOとかでなくってもね、会則なんかなくってもね、信念と誇りと愛と情熱、そしてプライドだけで、ね。
今日の一首: 生き死には一方通行 いま一度 きみのぬくもり シャンゼリゼの宵
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