●札幌、行って来ました。講演会でしたが、私の目的はどっこい、北海道ホッケ。そのために前日入り。代表の関川さん、札幌の伊藤さん、帯広の久保さんと今回の立役者、枝幸(えさし)の山本さん、月潟の毛利さん、この5人と居酒屋つぼ八で念願のホッケを頼んでもらって食べました。1尾1600円もする格上のヤツ、期待以上のお味で、大満足。思い残すことはありません。みなさん、お付き合い、ありがとう。
●さて、講演会は会員と一般参加者、80名、まずまずの盛況でした。初めての方には先生がたのお話もよかったのですが、毎回同じ講師先生ではリピーターは少し飽きる。これはどこの県でも同じ問題で、レギュラーの先生がたを外すことがなかなかできない。先生方も当然来るべしと決めている。この辺の良し悪しはなんとも言えない。でも何ごとも新風は大事でリーダーは(恨まれても)思い切った判断を下すのも必要でしょう。来てくれる人のことを先ず考慮すること、先生方に気を使うのはその次ではない?と私は思うのですが。
●最高だったのは、何を隠そう、山本さん、毛利さんの体験談。この二人が話し始めると会場が一瞬で息をひそめて、じっと見つめて聴き入っている。両名がまた明るく話すので、聴きやすい。無駄がない、そつがない。この二人は一歳違い、同じ病院で2000年に一日違いで同じ先生に執刀してもらって手術、入院中にエレベーターで声をかけて、それがきっかけで話すようになって、今、20年近いお付き合いになっている。姉妹のごとし。
●毛利さんは2つのしこり、内一個は4×2の大きさ、実は気づいていたのに病院に行ったのは半年後、術後抗がん剤、ホルモン剤、リュープリン注射をしたが、10年後に骨転移、 ゾメタ、フェソロデックス、レトロゾール、そして、現在はランマーク、他にイブランス、(白血球減少で中止)、今年2月からベージニオ、これもきつい。9/18 に骨シンチ。
●山本さんは乳がん(トリプルネガティブ)は術後2年目に再建手術までして、クリアしていたのに、2016年4月に卵巣がんがわかり、6ヶ月の抗がん剤治療のあとに手術。そして、 2018年12月再発。今も札幌の病院へ通い、入院して抗がん剤を受けることもある。何しろ、北海道は広いので、札幌から遠いところに住んでいて、札幌の病院でみてもらいたいとなると通院がはんぱではない。バス、電車、乗り継いで、時間だけでなく、お金もかかる。
●この二人、心中は察するに余りあるはず。でも見る限り、再発治療中とはどっからも見えない。心意気が見事、惚れ惚れする。おしゃれして、よく食べて、よく飲んで、夜遅くまで喋って・・・(今回、私たち3人、関川さんの大きな家で2夜合宿、一生の思い出!)どうか、二人にこのまま平穏な日々が続きますように。心底祈りたい。北海道には地面だけでなく、心も無限に広い女たちがいました。 ワットtakakowatt@gmail.com
今日の一首: 2018年12月〜2019年4月
2019年5月〜