▲今日は東日本大震災から10年、テレビは終日、あの日の映像と現地のかたがたの今の思いを伝えている。74人もの小学生が一挙に津波に飲まれた話など、切なくて聞けない。もし我が子が生きていれば今何歳、一目でいいから会いたい、と親は祈る。
▲あの日、7階の事務局も揺れて、冷蔵庫の上から炊飯器が落ちてビックリ、今は亡き富樫さんがいて、千葉まで帰れないので、我が家に泊まった。丁度、仕事の約束で事務局へ向かっていた男性がいて、何かあったのはわかったけど来てしまった。あと一人、駅で合流する予定だった女性は途中で断念、引き返して、よかった。だんだんと事態が判明、電車が止まってしまったというので、会社ではなく自宅へ歩いて帰ることになった。愛媛から送られてあったオレンジ2個を持たせてあげた。8時間もかかったと後日聞いた。
▲富樫さん、覚えている人多いでしょう。いい人でしたね。まじめで、やさしくて、誰にも好かれた人、還暦まで生きたいと願いつつ、辿り着く前に逝ってしまった。津波の年の6月17日命日、今年6月が来れば10年になる。入会した時から再発していて、治療を受けながら、丸10年、会のために片道2時間近くかけて通って仕事をしてくれた。――このソファで「冬ソナ」20話寝ずに見た富樫さん恋し冬の夜長くて――
▲福島県外の人でも放射能を恐れて沖縄に移住したり、海外に逃げた医師もいたと聞いた。 医師が一般人残して国外逃亡?モラルってないの?こんな時は自分の命が優先となる、人間丸出し。大震災の名の通り、2万近くの人が亡くなり未だ行方不明の人も2500人以上いるという。ただ人の命は誰も一つしかなくて、どんな形でも亡くなれば後に残された人は悲しい。だからすべての人の死は同等に痛ましい。
▲足の話は聞き飽きたでしょう、がまだしつこく痛い。でも明朝はびっこ引き引きでも公園へ行こうかと思案している。ラジオ体操仲間が待ってくれているので、顔を見せたい。それといつも餌を心待ちしている雀どもが、どうしてあのエサおばさんは来ないの?と不思議に思っているだろう。――あさげ待つ雀20羽 みな我が子リュックに詰めて連れ帰りたし――
▲東京と近県の感染者数が減らない。また解除宣言延期になるイヤな予感がする。もう我慢も限界的空気が漂って、多分みな同じ爆発寸前気分、それで渋谷辺りの人出が増えているのではないか。変異型ウイルスを思うと本当は朝の公園行きも止めるべきなのかも知れない。 ワット takakowatt@gmail.com
今日の一首:娘に何も教えなかった母の悔い ハンバーグにはナツメグ入れて
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