国府浜さんも眺めた事務局近くの桜・目黒川 <BR> (撮影:河野晴子・娘の親友 2021/3月)国府浜さんも眺めた事務局近くの桜・目黒川
(撮影:河野晴子・娘の親友 2021/3月)
❤︎
去る3/28, 我らがよき友、国府浜敦子さんが亡くなりました。覚えていますか?いつも笑顔で誰からも好かれた、やさしい人でしたね。事務局スタッフとして20年余り、経理担当で会を支えてくれた人です。今、元スタッフ一同、深い悲しみの中に沈んでいます。私より一つ年下で、2月に80になった。乳がんも2回の手術(両側)をこなしていたのですが、3年前に胃がんを発症、手術で胃をだいぶ切って、その後、数回入退院を繰り返し、それでも最後までボランティアの仕事をこなして,不死身人間を思わせる人でした。

❤︎あけぼの会もボランティア精神で始めたのですが、この間もずっと地元でのあらゆるボランティアを続けて、例えば、目の見えない人の手を引いてコンサートに同行するとか、体の不自由な一人住まいの人の家に夜、車で行って・・・何をするって言ったのか、忘れてしまいましたが、私なんかどう考えてもできないような様々な人助けを平然とやってのけて、地元では指導者的な立場だった。最後の電話でも「会長さん、中で、私が一番元気なんですよ」と認知症グループのためのボランティアに行ってた時のことを話していました。

❤︎もともと何不自由ない家庭に育った人だったのに、終生を人のために捧げて生きるとはどんな人なのか、利他の精神を、そんな精神とも思わずに通した、見事な一生でした。今、とても懐かしい、あと一回会いたかった。亡くなる1週間前の電話で具合が余りよくないことを伝えるのに「入会の電話も会長さんが初めてだったので、また会長さんに一番先に電話しています」と言って、「面白く生きた人生だったから」と最期を覚悟した声だった。すぐに飛んで会いに行きたくても、複雑な時世で訪ねることができなかったのが悲しい。

❤︎国府浜さん、さようなら、国府浜さん、ありがとう、今は安らかにお休みくださいね。あなたは本当にいい人でした。あなたのことは誰も忘れない。

孫が明後日からやっと大学生活(2年生)を始めることになって、ここ数日、お母さんとあれこれ買い物をして寮生活の準備をしている。日本の大学生のみなさん、おめでとう、やっと学校生活が再開される。どんなにか待ち遠しかったか。君たちの若さ、輝いて眩しい。
人生って、一本道を前進するのみ、後ろへは戻れない。もう一度若くなれたらいいのに。 ワット takakowatt@gmail.com

今日の一首:慕われて国府浜さん逝く花筏 みなで見送る地の果つる地まで   

              これまでの今日の一首  2018年12月〜2019年12月
                  2020年
                                               2021年
            

 

バナー広告

とどくすり

共同文化社

コム・クエスト